早春の嵐だ。
桜の花を散らす雨のことを花流しの雨というそうだが、
梅の花を散らす雨のことは何というのだろう。
今日は朝から風が吹きまくり
時に雨もすさまじく降り
満開に近い梅の花びらが遠くまで飛ばされていた。
梅の花にいやおうなしに惹かれるのはその香り。
同じ枝でも花によって香りが違う。
香りがあるものは、
咲きばなからもうにおいっている。
徐々に大きく開いても
その香りは弱まらず、
散りぎわまでにおっている。
梅の香りは
香るのではなく、におい立つ。
命をかけてにおっているのだ。
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あなたにとって優しいあの人を、
あなたにとって都合のいいあの人を、
あなたが軽んじているあの人を、
あなたが憎んでいるあの人を、
あなたの小さな頭の中で繰り広げられる幼い価値観で
そうだと決めつけてはいけない。
あなたとあなたを取り巻く人たちとの関係を
あなたが勝手に決めつける、
それはそのままあなたを盲目にする。
あなたにとって優しいあの人は、
あなたの心に刺さる言葉を持ち、
あなたにとって都合のいいあの人は、
あなたの不都合な事実を知っている。
あなたが軽んじているあの人は、
あなたに軽んじられているのを知っており、
あなたが恨んでいるあの人は、
あなたのことを許している。
あなたもあの人も
決して一面では計れない。
自分の盲目に、あなたは気付いているのか。
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