タロット柊

考えること、感じることの記録

4日(木)恋人たち(逆)「自分を信じて」

2019-04-04 21:22:57 | タロット2019・4月

昨日は節制で、大天使ミカエルが、

今日は恋人たちで大天使ラファエルが。しかも逆位置。

うーん。

なかなかに意味深ですな。

ちなみに、ミカエルは、最強の天使らしく、邪悪な精神から人間を守る役割をもつそう。

ラファエルは、癒し、治癒の天使なのだそうで、これまたとてもありがたい。

 

恋人たちのカードは、本当に出てこない。

当たり前と言えば、当たり前で、

こんな幸せなカードが出るのであれば、タロットをめくりにはいらっしゃいませんよね。

 

 

 

ご相談いただく内容で、とても多いのが、

お付き合いのお相手との相性や、ご自分の幸せを問う質問。

そういうご質問で、恋人たちのカードが出たことは、恐らくないのではないだろうか。

ま、

私の解釈がちょっとひねているからなのかもしれないけれど、

本当に、このカードのような恋人たちに、

お会いすることは滅多にない。

 

昨日、節制で、私たちの存在の完璧なバランス、融合性の話をしたが、

恋人たちが表すのは、

一人ひとりが持つ完璧性以外の、完璧なバランス。

つまり、自分と他者の存在によって、

一人の完璧性とは違った、また別の素晴らしいバランスを見出すことを表す。

 

その素晴らしさは、

なんといっても、救いや癒し、さらに喜びなのだと思う。

 

一人では耐えられないこと、つらく、悲しいことも、

他者の存在によって、救われることは、本当に多々あることだ。

また、小さな喜びも、他者と分かち合うことで、さらに深さを増すだろう。

 

その一方で、

他者によって傷つけられること、さらなる悲しみに襲われることもある。

一人であれば、

これほど悩まず、苦しまずに済んだのに、ということもあるだろう。

 

これだけたくさんの人間がいるけれど、

心から分かりあえる、分かち合える相手と巡り合うことは本当に難しい。

ほとんどの人が、逆位置の恋人たちの状況だろう。

 

たとえ、家族であっても、親しい友人であっても、あるいは、まさに恋人同士であっても、

互いの存在が、互いを高め合い、

相手の存在そのものが、自分の喜びや慰めとなるような、そんな関係性は、とても珍しい。

もちろん、そういう関係性をもった方もいる。

それが恋人であっても、親子であっても、同僚であっても、

全幅の信頼をよせ、相手を心から尊敬しているのが、見ているだけわかるような方たちは、

もう、言葉も出ないくらい羨ましい。

 

が、

ほとんどの場合、現実は、逆位置の恋人。

もちろんです。

あまり残念とも思いません。

 

 

じゃ、なぜ、わざわざ逆位置の恋人たちが?

 

 

きっと、

自分のやろうとしていること、自分が本当に望んでいることと、

現実が、離れているんだね。

でも、それはある意味、当然。

だって、心を開かずに、自分の願いだけが叶うなんてことはないし、

何のためにそれをしたいかって、

結局、幸せのためだよね。

自分が幸せになることは、とても大切だけど、

自分ひとりだけが幸せなんてこと、あるんだろうか。

 

 

難しいことは何もしなくていいんだ。

けれども、一番苦手なことをしなくてはいけない。

それは心を柔らかくすること。

他者を受け入れるフリはやめて、

目に見えないシャッターで相手を締め出したりしないで。

 

盲目的に相手を受け入れるんじゃない。

自分を信じて、心を開くんだ。

自分を信じて。

それが、全ての始まりなのだから。



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