彼は、全ての能力を持つものに仕えることを許された、ただ一人の存在。
彼は意識の宮殿に住んでいる。
つまり、あなたの頭の中だ。
自分の一部でありながら、
私たちは自らの脳の限界を知ることはない。
理解を超えた大いなる存在。
この未知なる領域からの指令に、忠実に応える魔術師。
彼の仕事は、脳と意識をつなぎ、意識と行動をつなぐこと。
だ . . . 本文を読む
女帝と呼ばれるこのカードには
深遠なる力が備わっている。
それは、あるがままを生み出す力だ。
あなたは、女帝の、あるがままを生む力をもちながら、
意識で蓋をしている。
あるがままは、無防備だ。
だから、恐怖でその存在を意識の下に隠してしまった。
けれども、女帝に不安はない。
なぜなら、あなたの中には、枯れない泉があ . . . 本文を読む
ワンドは使命。
自ら動かし、自ら創造し、自らその重みを知るために、
人生を生きている。
人が何かを選び、考え、行動していくその内側に、
幾つもの命が存在する。
占い的には、
宿命とか、運命とか、いろいろな言い方も、解釈もあるだろうが、
どのみちそれは見えないし、正解も分からない。
それよりも、確実に存在しているのは、
自分の命と、そこにつながる、たくさんの命だ . . . 本文を読む
ペンタクルが表すのは、
人生の目標や価値だ。
例えばお金。
お金そのものに、目標や価値を見出す人もいるだろうし、
お金を手段として、その先に目標や価値を見出す人もいるだろう。
例えば仕事、例えば結婚、例えば家、例えば学歴、なんていうこともあるだろう。
その他にも、ファッションや音楽、数学や文学・・・もう挙げればきりがない。
つまり、今、世の中にあるいろいろなことは、
かつて、人 . . . 本文を読む
私はおせっかいが嫌いだ。
なので、おせっかいはしないし、されることもない。(結構ですと、すぐに断るから)
ちなみに、私が嫌いなのは、偽物のおせっかいだ。(自分が偽物しかできないと知っているから)
本物のおせっかいな人は、
声にはならない叫びを聞き、
目には見えないつらさを見る人だ。
これだけ世界中で、ひどいことやつらいことが起きても、
全てが絶望や . . . 本文を読む
刑事ドラマの定番は、
まず人が死ぬところから。
タロット殺人事件もそうだ。
まず提示されるのは、ソードの10。
これが結末であり、謎解きの始まりである。
タロットは、
大アルカナで人生の大きな流れを。
小アルカナで、そこで起こり得るさまざまな出来事を表していると言われる。
その中でソードは、
正義、戦い、疑惑、防衛、逃避、死など、
まさに刑事ドラマにうってつ . . . 本文を読む
知性と行動力を併せ持つワンドのナイトは、
何より惰性を嫌う。
決まった方法、決まった考え方でしか自分の力を発揮しない
その狭量さを嫌う。
まさに駆けださんとするこの馬は、あなたの知性で、
あなたの心を読み、あなたが望む地へ連れて行く。
自らの知性に乗るあなたは、
それに応じた行動という名のワンドを掲げる。
だから、
あなたの行動は、意識しようが . . . 本文を読む
2月は、タロットよりも、九星気学での占いを希望される方が増える月。
節分を起点にして、1年の運気を見るためだ。
人生には、節分のように、
あることがらが、次の時点に移っていくような、
分け目の時が必ずある。
それを行事として、慣習として、どこの国でも、どの民族でも行い、
そのような目に見えない分け目が存在するのだということを、
目に見える形で、頭と心に刻んできた。 . . . 本文を読む
何かを封じ込めたいとき、
人は過剰な反応になる。
その根底には恐怖があるからだ。
しかし、どれほど封じ込めようと剣を刺しても、
決してなかったことにはできない。
知らなかったことにはできない。
その事実が、
あなたに不都合なことであっても、
今の日常を変えてしまうことであっても。
あなたの中に芽生えたある目覚めを
完全に封じ込 . . . 本文を読む
私にタロットの師はおらず、
タロットそのものが師だと思ってきた。
けれども今日、逆位置の隠者を見て、ある考えに至る。
タロットは師ではなく、友なのだと。
遥か遠い先を行く者ではなく、共に歩む者なのだと。
師として教えを乞うのではなく、
共に悩み、考え、人生という道をゆくのだと。
今日も、タロットをめくり、
その意味 . . . 本文を読む