人生エクソダス

なんてことのない日々のこもごもをつらつらと書き連ねたり連ねなかったりする。

"WinWinWiin"も6回まで来たので感想をつらつら述べる

2021-04-28 13:18:30 | 日記

 2020年11月末、Youtuberとしての活動比重が大きくなっていた[宮迫博之と中田敦彦の2人+ゲスト Youtuber]という形の持てるものを結集させたようなYoutube番組「WinWinWiin」が始まった。

第一回 【宮迫×中田】手越祐也(前編)〜ジャニーズ退所の真実!〜【Win Win Wiiin】

 初回のゲストはその夏ジャニーズを退所した手越祐也で、これまでの活動の中で考えていたこと、その手法、そして展望、というパートを、厳密に区分けしない程度にトークしながら中田のプレゼンに沿う流れで進める具合だった。

 箱や観覧があることを含めてほぼテレビ番組を2人の自腹で出しつつ、通販サイト運営を主にするロコンドにスポンサードしてもらうことで完成させた、ある意味でケンタッキーフライドチキンの創業時みたいな出発点から始まった、大がかりな番組だった。そこについては多くの人が諸々述べているので私はあれこれ言わない。

 

 ちょっと気になるようになってきた、というより消化不良感が出てきたのは4回目のゲスト・ヒカルが登場してから。ちなみにゲストは、

 第1回・手越祐也、第2回・西野亮廣、第3回・山本圭壱、第4回・ヒカル、第5回・朝倉未来、第6回・てんちむ

 である。ゲストの選択が悪いというつもりは全くない。

 ヒカルに関しては自分のYoutubeでしょっちゅう展望について触れるし、実際に多様な行動を起こしていて最早実業家とみなしてもいいくらいだ。時に触れて自分のこれまでのことを語っている。例えば一発屋芸人がその後不遇な暮らしをして糊口をしのいでいる状況に中田と宮迫は同情的だったが、ヒカルは”自業自得”と言った。”甘い汁を吸いに来てうまく行かなかったのなら自業自得、普通に働くのは大変”というようなことを述べている。

 そこを中田、宮迫はあまり触れていなかったが、ヒカルが自分の過去を動画で振り返っているところによると、高卒ですぐ工場に就職し洗脳教育みたいなところにおかしさを感じて退職し、大金を手にするためには労働者の立場から外れないといけないという考えに触れたことで自立志向が生まれ、引っ越しのバイト、デリヘルの運転手などのバイト生活やFXで失敗し借金生活を送ったりもする中でゲーム実況者の一攫千金感と自分の優位性を感じてYoutubeにゲーム実況者として参入、いろいろあって現在に至る、という来歴を見ることができる。

 つまり華やかではない道を通って今のキャラクターが存在している。

 気になったのはそこで、自分の苦労自慢というのは年寄りのみっともない面があり、そこを語るより展望を語る方がいいのかもしれないが、ヒカル自身の今後の展望や進行中の企画、仕事に対する姿勢とかをがつがつと喰っていってもよかったかもしれない、という所だ。

 そこが芸能人とYoutuberの一番の違いかもしれないところで、番組を踏み台として自分の目的や展望、あるいは来歴や人間性を押し出していこう、というものが出し切れていない感じがあった。
 自分で企画制作するという攻めに強いYoutuberが、番組に呼ばれても攻めに転じることができるかというとそうでもないし、我が強すぎれば構成を壊してしまうのでそういうバランス感覚は必要だが、匙加減的に及び腰なように見受けられた。

 実際気兼ねなくおしゃべりできているヒカルの動画「【宮迫×中田】牛牛打ち上げしたら盛り上がりすぎてWin Win Wiiinより長い収録になった…」

の方がWinWinWiinの後編どころが前編ともほぼ変わらない再生数(前編230万、後編170万、ヒカル225万)に至っている。
 ざっくばらんとした雑談の中で、中田がシンガポールで生活することや本を出版する時のあれこれなど、間接的に中田敦彦をプレゼンしているような様相になっていて、しかも雑談なので気楽な雰囲気で丁々発止のやりとりがされており、74分ある動画でも飽きる気分は持てなかった。

 ここでの動画とWinWinWiinの違いは大枠があることと完全なフリートークという所だが、WinWinWiinでの場合、中田がプレゼンする内容に対してゲストがそうですねこうですね、とQ&Aな感じがあり、それが今までなら平場で自分を出すことに慣れている芸能人・芸人に対して、純粋なYoutuber、Youtuber寄りの他業者だと一歩踏み込んで意見表示しないような感じがあった。

 一方司会の2人もどうですか?どう考えてますか?ここまでの事で気になることはありますか?と初回から3回に至るまでの悪ふざけ感が少なく、割と普通にプレゼンしてしまっているのも難しいところだった。これが芸人・芸能人なら多少荒っぽいパスをしても上手に流し打ちしてくれる期待感もあるが、Youtuber相手でも同じようにキラーパスを放れるかという所は未知数で、そこをしくじれないと考えれば結果的にやさしめになるのはやむを得ないのかもしれない。

 しかし前後合わせて80~90分かけて、おさらいと感想で終わってしまっているのはあまりに勿体なく感じるし、せっかくYoutuberを呼んでおいて金持ち弄りで終わる程度のテレビ番組と差別化があったはずなのに段々変わらなくなっているのは残念に思う。

 

 第5回の朝倉未来ゲストの際には、本人が平場で大声・明るくというキャラでなく司会2人の芸人ノリに対してもむっつりした雰囲気がある一方で、クローズアップされてない計画性や意外性、本人の目標・展望とか喋るところはしっかり喋っているので、「ゲストを掘り下げて本人が言及し、改めてそこで展望を語る」という番組のコアな部分はきれいに達成できていたように感じた。

 第6回のてんちむゲスト回は大きな変更点があった。

 中田敦彦シンガポール移住に伴って隔離期間2週間では収録のために日本に来るような生活になる。そこで相方の藤森慎吾に原稿を渡して代理プレゼンをする、というものだ。中田敦彦の代わりの人間はそうそういないが、WinWinWiin司会の代役としては見事にやりきった姿を見れば、もしかしたら司会藤森が増えていくのかもしれない、という期待感があった。

 内容自体はてんちむの思い切りのある人生のかじ取りと、そこで培った話題性・認知度ゆえの炎上規模・対応という、まさに波線のような人生の起伏を紹介したものが中心だった。必然、それらに対しての是非・自分の立場から見た真相という部分に番組の内容は集約され、今までの中で最も”展望”という部分に触れていない回になったようだった。

 第6回の最たるものが、一番最後に藤森が”何か聞きたいことはないか”という問いに対しててんちむが”特に…”と返した場面で、これが最近のWinWinWiinの突き抜けてない感じを表しているようだった。

 つまり、この回は特に”どうですか?どう考えてますか?ここまでの事で気になることはありますか?”という探り探りの感触が強かったのだ。

 中田から藤森に変わったということは思考回路は中田準拠なので藤森の立場で突っ込んだことが言いにくかったり、そもそも炎上火消しに奔走し延焼という内容ゆえ明け透けに茶化し込めなかったり、てんちむが”よくよく注意しないといけない”と言ったところで完結してしまったので以降の取っ掛かりがなかったり、そもそも芸人芸能人と同じ感覚で(天てれに出てたとはいえ)話しづらいエンジンのかかりぐあいの温度差とか、顔見知り程度で共演歴もまばらなので距離感を計り難いとか、色々理由は思いつく。

 てんちむは現在進行形で信用を取り戻す最中で、Youtubeで配信した内容を言葉尻を捕らえてネットニュースに流されるリスクの高い立場である以上、今後こうして活動をしていきたいとか現在こういう企画をやろうと思ってますという話は出しづらいのかもしれないが、それでも展望やプランを本人の口から聞きたいところでもあったし、その上で司会の2人が話を膨らませる余地があったようにも感じた。

 そこが今後の懸念で、これから先もゲストの来歴の掘り起こしと当人の意見の取り上げで話が膨らむ余地が乏しかったら、きつめに撫でるだけで終わるような微妙なフラストレーションが残ったままで番組がぬるくなっていきそうに思えた。だからこそ、今後もYoutuberのみならず業界人も呼びたいということなら当人にもモチベーションと展望をしっかり語ってもらう必要があるし、司会の2人も距離感を詰めて踏み込んだ心中を引き出すよう話題展開することを増やしてほしいように感じた。

 

 長々愚痴ったが結論を言うと、ゲストだからといって受け身にならず動機と展望をしゃべってほしい(そのへんを芸人2人にいじられれば彼らがおいしくしてくれるでしょう)、司会2人は来歴も大事だが”これから”のことを聞き出しつつ、ゲストにいじられて欲しい(主張しやすい雰囲気をつくるために)。あまり来歴のプレゼン部分が多すぎると尋問感が出てきてしまうので。

 個人的には非常に応援しているので、このまま先細って終わってほしくない、関わった人みんなが”Winner”になれるように番組を作っていってほしい。

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ラミレス元監督が投手陣を壊したという説

2021-04-24 21:29:19 | 日記

 四月末現在、横浜DeNAベイスターズはボロ雑巾のように負けている。
 井納も梶谷も巨人に獲られたから?先発ケガ人続発だから?外国人選手の入国手続きでフロントが糞ヘマこいたから?
 理由はいろいろある。

 そんな中で言われるのは、前監督のラミレス氏が先発を過保護にする一方で中継ぎを酷使したからやりくりが崩壊気味だ、ということだ。実際先発がしょっちゅう炎上して2番手以降を出さざるを得ないヤクルト以外では横浜は圧倒的に多い登板率だった。

 事実、日本シリーズの立役者だった三上、田中、須田のうち、三上と田中はリハビリから一軍復帰の目処が立っていないし、須田に至ってはケガによって戦力外、古巣の社会人野球に戻ることになった。

 一方で横浜の中継ぎ陣はとてつもなくタフでもある。パットンは冷蔵庫パンチした以外で怪我はしなかったし、エスコバーや三嶋も長期離脱することなくシーズンを終えている。70試合以上登板しているにもかかわらず、だ。

 こういう意見を言っている人たちは、ラミレス監督が預かったころのベイスターズを忘れているように思う。
 今永が”投げる哲学者”などと言われるほど勝ち運に恵まれなかったり根本的に打ち込まれたりしている中、信頼を寄せていただろう井納は調子が良さそうにしていながら突然爆発炎上したり、山口は糞メンタルをなだめすかす繊細な取り扱いが必要だったり、石田はガラス細工と化していた。
 
はっきり言って先発が6回まで調子よく投げるのも博打だったし、7回まで引っ張るのもまた博打だった。結局翌年の濵口加入に至ってもそこは変わらず、今永濵口がCS日シリと宝石のような活躍をしていたとはいえ、先発のイニング消化の信頼性は低かった。

 先発を引っ張ればせっかく中盤まで有利に試合を進められていたのに逆転され、後半の7回以降のようなたった9回しか失敗できないピンチを招き入れる羽目になる。そうなれば勝ち星は消え、試合に負けリーグの順位が落ちる、という厳然たる事実だけが残る。
 そこには「途中まで調子がよかった」とか下園の選球眼とか、砂金集めしているような良いところ探しをするくらいしか意味がない。

 そしてそれは、【監督】という編成をマネジメントしてチームをより勝たせるという使命を背負った人間からすれば、そんな生温かく選手を見守ることより勝ち星を守ることを命題にするのは当然のことである。ましてDeNAはそろそろ優勝してもいい頃合いだ、ということで「優勝を至上命題にしている」ことを公言している。

 そもそも横浜の監督は人事権が乏しく、コーチに至るまで監督の選ぶ余地はない。これは監督が代わって人事がごっそり入れ替われば長期的な選手やシステムの育成ができなくなる、という球団の意向であり、日ハムを模範としている育成重視の選手運用は球団の是でもある。
 ここにも問題がある。日ハムはここ数年Bクラス常連の凋落気味であり、果たしてそのやり方を参考にしていてうまく行っているんですか、ということ。そして、監督がコーチを選抜していないので結局監督の意向や方針はコーチに伝わらずコーチが話半分なら選手にはもっと伝わらないのではないか、ということだ。監督がコーチの頭上を越えて選手に助言とか指導とかしても評価は少なく、運用で同じ意志を持っていないコーチに対して監督が強行すればスポーツ紙や週刊誌でワンマン独裁的だと謗られる。かといってコーチ任せにした結果育った選手・生き残った選手はどれくらい居ましたか、という話でもある。もちろん国吉のように入団して9年目で開花した存在もいる。しかし国吉の他に誰が居るのか。たいてい戦力外や怪我で一線復帰できていない。

 つまり先発が長いイニングを投げられないのはコーチが選手をうまく育成できていないからであり、投手が長いイニング食えるほど育っていないからであり、もっと言えばそんな用意をした球団のせいである。こと横浜の監督はあてがわれた人員からベストを尽くすしか方法がない。

 ことラミレス氏は巨人の原監督を監督の模範にしているようで、それは政権末期の調子の悪い選手を二軍に落とす速度のあたりからしても、そういう原監督のドラスティックな部分を継承しているように見える。しかし巨人と横浜では後備えの質が段違いであり、結局二軍から上がってきて躍進するシンデレラはいなかった。いたとすれば遂に開花した国吉くらいだろうが、それと引き換えに山崎の調子の悪さが深刻だったため結局層は厚くならなかった。

 野球の解説をしている人たちがぽつぽつ言うのは、もっと辛抱して見守ってほしい、心中するくらいの気持ちで、ということだ。

 しかし、ラミレス氏は果たして切れやすかっただろうか。多くの人の記憶に残るカナダが生んだロマックは、圧倒的な成績の悪さにもかかわらず80打席もの間見守られた。またスランプは一軍で試合に出ることで解消される、という自身の経験に基づいた論理に基づいて、冷温停止してしまった野手に対しても簡単に二軍に落とすようなことはしなかった。
 ちなみにロマックは結局NPBではピッチャーと同レベルの打撃成績のまま日本を去り韓国でプレーすることになり、そこでかなりの好成績を収めた結果、KBOでの成績-NPBでの成績で引き算したものを日本での成績の目安にする”ロマック算”なるスラング誕生のきっかけになり、事実KBOからやってきた元阪神のロサリオはロマック算に近い成績に収まってしまった。

 根本的に監督の仕事はチームに勝利を収めることである。そのために勝負所で采配を振るい少ない勝機を手繰り寄せたり、勝利を盤石にしたりする。心中するつもりで選手に託してほしい、というのはエゴであり博打である。そして一番勘違いしているのは、そういう選手たちはプロの選手であるということである。根本的な話だが、二軍で活躍することで一軍起用の可能性が生まれるわけだから、その期待値が落ちれば二軍でやり直しを要求されるのは、クオリティキープできなかった選手が悪いのであり、そこで腐るのは幼稚な精神性である。

 はっきり言って人員が糞である。
 コーチが多ければいいというものではなく、多くの人間が色々言うせいで迷って自分を見失うことは往々にしてあるが、現状では選手育成やケアのために必要な人員が足りていなうように思う。それはエキスパートがいなくなってFAでやってきた大和が半ばコーチのような支柱になっているあたりからも火の車感が出ている。
 また田中浩康にはとても申し訳ないが、戦力外選手を獲得して「ええのとったわ!」といつまでもやっている感じがある。中井大介にしても、風張蓮にしても、思った以上に活躍してくれたり、やっぱり戦力外だったりというところがある、しかし年俸から考えれば上々、ということをこの数年ずっと繰り返している。補強する気があるのか。

 結局、育つ若手育たない若手で斑模様をつくりつつ支柱になれる年長者はいない、という若手からの突き上げに望みは薄く、大型連敗からの脱出方法を知らない若い人間ばかりなので負けが込めば脆さがでる、打撃で打ち勝てないから得失点差で負けるし、先発投手が抑えきれないから継投で逃げ切りを図らざるをえない。

 根本的に弱兵だったから、勝ち星をむしり取るために強みである中継ぎを運用して勝ちを拾ってきた。そこが批判されるなら、では選手を温存するために負けることを是認するのか、という問題に向き合うべきだろう。選手の年俸は1試合見に行くのに映画館で2本映画を見れるのと同額の金をかけたファンの人たちのチケット代が元になっている。そのファンの人たちの前で、勝利より優先するものがある、という名目でけちな試合を見せることが正しいことなのか、と言いたくなる。

 結局2020年にBクラス落ちをしたことでラミレス氏は責任を取ることになった。確かにパットン先発とか9番投手とか、根強く非難される処方はあった。

 だがこの結果は監督一人だけの責任ではない。

 5回で燃え尽きる先発投手のスタミナのなさが悪い。

 連続性のない打撃にならざるを得ず、クリーンナップの単体火力に頼らざるを得なかった野手陣の打撃の不甲斐なさが悪い。

 けがをしやすかったり、問題解決に乏しい育成陣が悪い。

 戦力外で廃材アートで遊んで根本的な人員のテコ入れを怠った球団が悪い。

 チームが勝てないのはチーム各々の責任だ。

 弱くて、活躍できないのが悪い。

奮起しろ。

ぼんやり戦って、

ぼんやり負けるな。

この数年なんだったんだ。

漫然と過ごしてきたのか、

渇望を思い出せ。

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クッソ貧乏人でもできるかもしれない租税対策

2021-04-23 22:37:33 | TIPS

 年収200万未満のワーキングプア、ワープアの人たちだと多少助けになるのかもしれない。

 が、会社の年金、健康保険に入っていたら全く通用しないので、そうなったら潔く財テクするしかない。本当に申し訳ない。


1 国民年金を減免・猶予してもらう

 正直もらえるかどうか分からないから年金払わん!という選択もあるが督促状がずっと来るし、税金の面でも年金払っとけば社会保険料控除として確定申告できるので、年金満額払ったら生活できないんですけど…という場合、国民年金の支払額を変えたり、満額免除してもらえたりすることもあるので、踏み倒すのは二進も三進も行かなくなったときに考えればいいだろう。

 https://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/menjo/20150428.html

 上の日本年金機構のHPにあらましが書いてあるが、昔申請したときは30歳までだった納付猶予(という名の100%免除)が50歳までになっているあたり、昨今の日本人の懐事情が表れているようだ。

 将来年金もらえる額が減りますよ、と言われるが、だからと言ってひもじい思いをして65歳から年金満額貰えることを期待して生きながらえることが到底正義とは思えない。

保険料免除・納付猶予の承認基準(所得の基準)

  1. 全額免除・納付猶予制度
    (扶養親族等の数+1)×35万円+22万円
  2. 4分の3免除
    78万円+扶養親族等控除額+社会保険料控除額等
  3. 半額免除
    118万円+扶養親族等控除額+社会保険料控除額等
  4. 4分の1免除
    158万円+扶養親族等控除額+社会保険料控除額等

上記「扶養親族等控除額」「社会保険料控除額等」は、年末調整・確定申告で申告された金額です。源泉徴収票・確定申告控等でご確認ください。
(注)地方税法に定める障害者、寡婦又はひとり親の場合、基準額が変わります。詳しくは、お手続きの際に、お問合せください。

 これらの金額は働いて給与所得を得ている場合、さらに55万円プラスした値で計算する。なので、例えば年収170万だったら、170-(170*.4-10)=112万なので3/4免除は無理だから1/2免除となる。

 ちなみに給与所得控除は、国税庁HPによると

給与等の収入金額
(給与所得の源泉徴収票の支払金額)
給与所得控除額
1,625,000円まで 550,000円
1,625,001円から 1,800,000円まで 収入金額×40%-100,000円
1,800,001円から 3,600,000円まで 収入金額×30%+80,000円
3,600,001円から 6,600,000円まで 収入金額×20%+440,000円
6,600,001円から 8,500,000円まで 収入金額×10%+1,100,000円
8,500,001円以上 1,950,000円(上限)

 らしいので、ざっくり年収236万円までは満額払わなくてもいい計算になるが、そこまで行けば税金もさることながら、よほど高時給でもない限り労働時間的に会社の社会保険に入るよう促されるだろうから現実的ではないかもしれない。

 とはいえ年収で考えれば年金の一部免除は割とバッファが大きいので、面倒くさがらず申請した方が良いと思う。

 やり方に関しては役所の年金課で相談するか、自分の住所を管轄する年金事務センターに書類を送るかになる。年金課で相談すれば書類の郵送代はタダだが時間はかかる。書類というのは、上に貼った年金機構のHPにPDFのリンクがつけてあるもののことで、それを1枚印刷するだけでいい。

 当然ながら前年の所得に基づいて審査をするので年末調整や確定申告がしてあることが前提なので、そこをさぼっているとそもそも審査もされない。


2 国民健康保険の払込用紙を細かくしてもらう

 口座振替の手続きをしていない場合は払込用紙で支払せねばならず、支払期日を過ぎてしまったら市政窓口まで出向いて支払しなければならないという面倒くさい状態になるのが国保や住民税である。

 ちなみに数日程度なら遅延損害金がないのでコンビニで払込いけることもあるので、昨日までだったくらいなら気にしないで支払ができるようだ。

 だいたいこういう税金は7月に確定して翌年3月までで支払する。そのため国保に関して言えば支払回数は9回(7・8・9・10・11・12・1・2・3)だが、これを4月以降まで支払期日を増やしてもらう、つまり分割回数を増やしてもらうことで一月あたりの支払額を減らしてもらおうということだ。

 やり方は非常にシンプルだ。役所の保険課に電話をして「自分の収入では健康保険の月額が大きいので支払回数を増やして1回あたりの額を減らしてほしい」と言えばいい。保険課でも滞納されれば困るわけだから、月額減らして回数増やせば満額払ってくれるということなら基本断らない。分割手数料なんてものも当然ないので、役所から新しく送ってもらった払込用紙を使ってこつこつ支払をすれば、最初の請求より幾分か楽になるはずだ。

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