あくまで個人の感想です。ということで。
「神姫プロジェクト」「UNITIA」「あやかしランブル」は、ともにテクロスが開発したDMM GAMESのブラウザゲームだ。アプリ版もあるが、ブラウザにポータルがあるのでブラウザが主流だと思う。そもそも同じ会社のゲームだからといって比較することに大して意味はない。特にブラウザゲーでR18要素がある場合はなおのこと、このキャラを使いたいという欲求がすべてに優先されるからだ。とはいえゲーム自体が異様な難易度だったり、ガチャの入手確率が天文学的な数値だったりしたらキャラ愛とか囀ってもひとえに風の前の塵に同じなので3つのゲームの具合を私なりにつらつら述べていこうと思う。
「あやかしランブル」
テクロスのゲームの中で最も新しくリリースされたブラウザゲーム。「神姫プロジェクト」「UNITIA」より圧倒的にメモリ消費も少なく応答も早い。だいたい神姫プロジェクトが2~5GB、UNITIAが3GBに対して、あやかしランブルは2GB行かない程度(いずれもGPUプロセスは含まない)なのでメモリを圧迫することはないだろう。
戦闘システムは「UNITIA」や他の会社の「宝石姫」のように特殊ゲージが100%になったら大技が出せる仕様ではあるが、あやかしランブルの場合、パーティ共用の奥義ゲージと特殊ゲージの2種類持つことになり、この奥義ゲージは戦闘不能キャラの蘇生にもリキャストとして使うため単純に攻撃用のゲージではない取り回しを試される。特殊ゲージが100%のときパーティ全員が奥義を撃てるようになる。この一斉攻撃は爆発力はあるが奥義の内容がデバフや回復というキャラクターが多い(だいたい攻撃・バフ/デバフ・回復で3等分してる感じ)のでメンバー編成次第では一発逆転とはいかないこともある。が一巡後奥義ゲージが100%になっているので、攻撃力の高いキャラの奥義を連発して一気にレイドボスなどを倒すことが出来る。
戦闘参加の前提として、消費AP(マルチバトルの場合はBP)を30秒・60秒・90秒のいずれかから選択して参加することになり、時間内に戦闘が終わらない・戦闘キャラクターと召喚士の主人公が戦闘不能になったときにコンティニューとして再度消費AP/BPの投入によって再戦していくことになる。特にマルチバトルでは敵が大技による全体攻撃で3~4割持っていくほか、単体への通常攻撃もダメージが大きいので奥義を撃っていくだけでなく蘇生も必要になってくる。そしてこのコンティニューシステムは、つまるところ”短時間にどれだけダメージを与えるか”で投与回数が増減されていくので、パーティメンバーの比重が防御・バフ・デバフ・回復が多い場合、素殴りで打倒しなければならないのでダメージリソースが少ないのでコンティニュー(戦闘時間)が嵩み消費AP/BPが多くなる。もちろんHPが少なく蘇生が嵩んでも時間切れになってしまうが、このゲームの場合ダメージレースが重要になるので回復・防御によって時間をかければ勝てるという戦術が取りづらい。その場合ひとつの戦闘でコンティニュー90秒を3~4回として、ひとつの戦闘で勝利できたとしても最大APが100くらいなら消費AP23*3~4ということになるので回復待ちとなり効率がとても悪くなる。それゆえ単体火力の高い奥義を持つか持たないかで手間が相当変わる。
フルオートの戦闘とこの特殊ゲージは通常の戦闘に於いて若干相性が悪い。
「あやかしランブル!」の通常戦闘は「デスティニーチャイルド」や他のテクロスのゲームのようにステージの敵を倒したら次のステージに移動、というものでなく、時間差で連続して敵が画面右端から出てくるもので、”敵の残りが何体”という表示のもとに戦闘がシームレスに続いていく。さながらわんこそばのように敵が投入されるが、食べ終わるまで待ってくれないので敵を倒すのに手間取っていると新しい敵が次々に出てきて処理しきれず圧殺されてしまう。が、特殊ゲージ解放によって一斉奥義をぱなしているときには逆に敵が少ないと誰もいない空間に奥義を放ってしまい無駄打ちとなり、これがフルオート戦闘でのリスクとなる。
キャラクターの育成は育成シートでのステータス強化と単純なレベル上げの2つを組み合わせたものとなり、シート育成の素材は強化クエストと恒常レイドボスのドロップアイテムを用いた物となる。育成シートの規模がレアリティの高いキャラクターの方が大きい為、基礎ステータスもさることながら最終ステータスでも低レアと高レアで大きく差は出る。同じキャラをガチャで引いたときは、重複するのはなく今いるキャラの育成シートの別枠部分が4段階まで引き上げられる。つまりキャラを育てきるためには5体(素体+上限解放4体)必要になるため、ガチャの重要度はずっと高い(攻撃技のあるキャラがいないパーティだと戦闘時間が嵩むので難易度を上げられない)。
キャラクターデザインはタイトルが「あやかしランブル!」というだけあってあやかし(妖怪)が多く、主人公の第一のお供となるアスカという犬の妖怪はケモミミで刀を持ったキャラだ。初期入手にして☆3なのに単体火力と攻撃力が高いので入手レアリティ次第ではずっとお世話になるだろう。これで盾を持ってたら犬走椛だった。射命丸文のような天狗もいるのでやっぱ東方はすげえわとなるだろう。妖怪・魔族のほかに乙姫や鹿島御前のような伝説の存在も出てくる。久久乃智(ククノチ)というメガテンでしか見たことのないようなレアなところからも典拠があったりする。
美少女というか幼女というか、いとけない顔の造形をしている割に、大概おまんじゅうが二つからゴムまり二つというキャラが多く、もっちりしたキャラしか存在しない。