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「月神の統べる森で」 たつみや章 著

2008年10月24日 | 
またまた、ファンタジー作品です
月神の統べる森で たつみや章 著

あらすじ
はるか太古の昔。
山も、川も、木々も、獣も・・・・みな、心をもった存在だった。
人もまた、月神の統べる森の恵みを受け取って生きていた。
ある時、海からきたヒメカの民は、土地をかこってクニとし、敵意をむき出して
ムラに襲いかかった。
そして、ムラの若き長アテルイと、美貌の巫者シクイルケは、流亡の旅の途中
翡翠色の目をもつ少年ポイシュマと運命的な出会いをするのだった・・・。
かつて語られることがなかった神秘の縄文時代に光をあて、人々の愛と闘争を描く
たつみやファンタジー待望の新作!


この著者の作品を読むのは初めてでした。

いつものように図書館に行き、お目当ての本を探していました。
しかし
その日は、あいにく目当ての本も貸し出し中

当てもなく館内をフラフラしていて見つけたのが
この作品だったのです。

まず、題名を見て
「ファンタジーの予感」がして反応
続いて
手に取って装丁を見て
「美しい絵に心惹かれ」借りてきたのです。

物語に登場する
美貌の巫者(ふしゃ)シクイルケは、装丁に描かれている人物なのですが
この美しい装丁のお陰で、イメージが出来上がり
物語にグングン惹き込まれていったものです。

やぁ~まったくもって
美形 が登場する物語には
めっきり弱いものでして・・・

でも、でも
この度私は3度も泣かされてしまいました~

自分を犠牲にしてまで、誰かを助け運命を切り開こうとした人物
消え逝く命・・・・
救われた命・・・・
別れと出会い・・・・
太古の人たちは、常に自然界の神に感謝し尊い敬い生きてきた。
川、山、木々、獣の精霊達と共存し
その尊い声を耳にし目にして暮らしていた様子を
ちょっぴり羨ましいな~と思ったりしました。
常に感謝の言葉が口から出てくるのは
自然の恵みの恩恵を心から、ありがたい、と思えるからこそなんですね。

この物語は何冊かのシリーズのようなので
続きを借りるのが楽しみです 







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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
当たり!の本 (cyori)
2008-10-29 19:44:41
良い本に巡り会えたね!
と言うか、見つけたと言ったほうが正解かな

図書館ですね、一生かかっても読み切れない本が置かれている
その、ほんの一部分を発掘する楽しみ
考えてみれば、ほんとに良い施設ですね

しかし、3度も泣かされたとは
しっかり入りましたね、物語の中へ
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泣きすぎ(苦笑) (marie)
2008-11-03 16:24:06
cyoriさん

図書館っていいですよね~
いろんなジャンルの本があって
近頃は、ネットで本を読めるので
紙離れが激しいのだとか・・・・

しかし
そうなの、簡単に感情移入してしまって・・・
年とともに、涙腺が開きやすくなって・・・
だから
恋愛ものとノンフィクションは、ダメなんです
ほとんど読みません(苦笑)

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