やすの関西生活

日常の出来事を紹介します。
時には北海道関連も・・・。

十勝はビート(甜菜)の収穫が始まりました。

2009-10-24 04:59:42 | 日記
十勝の秋の風物詩。
広い畑での農作物の収穫では最後のビート。
あまり知られていませんが、砂糖の原料となる野菜です。

砂糖にはさとうきび(甘蔗)からとった甘蔗糖とてん菜(ビート)から
とった甜菜糖があります。さて、畑から採ったビートからどのように
砂糖に変わるのか、先日、製造工程を学んできましたよ~。


帯広にあるビート資料館

農家から運ばれてきたビートは水で洗浄されます。それからフライド
ポテト状に裁断され、70度のお湯の中に浸されます。糖分を抽出す
るわけですな。煮た方が糖が出やすいのでは?煮ると沢山の不純物
もいっしょに抽出されてしまうそうな。でもお湯に浸す方法でも不純物
を含んでいるので、2段階に分けて取り除く工程が必要となります。
石灰や炭酸ガスをつかって固形の不純物を取り除きます。
つぎにイオン交換樹脂でミネラルなどを取り除き無色透明の重度の
高い糖液にします。次に糖液がどろどろになるまで煮詰めます。
その後、再びろ過してから水分を蒸発させ、糖分を結晶化させます。
脱水・乾燥し、結晶の形を均一に整えれば砂糖の完成です。
小さい結晶では細かい砂糖に、大きな結晶はグラニュー糖になります。


ビート一個からはこの量の砂糖が抽出されます。



白さは安全にこの様な工程を経て出来ているんですね。ちなみに
三温糖などの色の付いている砂糖はミネラルを多く含んでいるから
のようです。

十勝で採れたビートから抽出し、精製した砂糖で作ったスイーツ。
十勝はお菓子王国と言われる由縁でしょうか。
これも地産地消ですね。




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