それは、加熱すると用紙の文字や画像を消せるシステムを搭載したコピー機。
文字を消す前に文書を電子化して保存・活用もできる「専用消色装置」も含めた
複合機システム「Loops(ループス)」(=写真=)として、来年2月から国内で発売
するようです。通常トナーを高温で用紙に定着するのがコピー機の原理だが、特殊
のトナーを開発したらしい。当面は黒色ではなく、青色の1色のようです。
印刷コストは少々高くなるが、文字を消せることにより、用紙の再利用が可能になり
トータルに考えると安くなるとのことだ。
開発の苦労を読むと面白い。例えば高温でインク(トナー)を融着すると、文字が消えて
しまったとか・・・。
これからの事務機器(印刷)は環境や他社との差別化が計られた商品でないと生き残れない
のかもしれませんね。
一方、別のメーカーからコピー感覚で翻訳が出来てしまうシステムが発表された。
「スキャン翻訳サービス」という。複合機に翻訳したい用紙や書籍のページをセット。
翻訳したい言語を選んで読み取らせると、A4判用紙1枚当たり約1分間で翻訳文書がプリント
アウトされる。インターネット経由で情報を共有する「クラウド」上で、自動的に翻訳する仕組みを
作った。便利になったもんだ。