こんばんは、ジョンがる隊長です。
ここでダイオードについておさらい!
ダイオードはある一方向のみに電気を流すことができ、逆方向に対しては流れない性質を持っている。電気を流すことができる方向に対してよく使われる言葉が、順方向電流、順方向ドロップ電圧(オン電圧)がある。
また、逆方向に対しては、逆電圧(逆耐電圧)、逆電流(漏れ電流)などがある。
ダイオードをスイッチングで使用するときに使われる言葉が、スイッチングスピードで、順方向⇔逆方向の電圧が繰り返し(高速で)行われたときに、その切り替わる速さを指している。
ダイオードにはスイッチングの使用に向くものとそうでないものがある。
ショットキーダイオードも高速向けではあるが、構造上、高耐圧なものが作れないとか、漏れ電流が大きいなどのデメリットも抱えている。(以前のブログの説明の通り)
高速ダイオードにはこの他、ファーストリカバリーダイオードやソフトリカバリーダイオードなどがあり、高速且つ低ノイズ化などの用途向けとして利用されている。ショットキーダイオードに比較し高耐圧なものを作れるが、オン電圧が少し高いデメリットもある。
ファーストリカバリダイオードは、スイッチングの高周波化に向け、とにかく高速を重視して作られる一方、ソフトリカバリダイオードは多少スピードは遅くとも、ノイズ発生を抑えるために急激にリカバリするのではなく、ソフトにリカバリさせるものである。
いずれにせよ、スイッチングによる電源の方式(PWMインバータ含む)は、今後益々の小型軽量、低発熱が望まれ、高周波化がどんどん進んで行くことになる。
First cryの電源にもこういった高速ダイオードがいたるところに使われている。
First cryもがんばるよ!(>_<)