国立科学博物館に行った。開幕したばかりの「ヒカリ展」。関心が高いようで、結構な人込み。老若男女、子供も多い。
小学生のころ、校外授業で、音の速さを学んだ。クラスの島田君と金子君の2人が、下り坂から上り坂となる、見通しのいい直線道路の5~6百メートル先に立つ。残りのクラス全員と先生が対面する。つまり、両者は下に閉じた放物線の同じ高さの位置にいる関係。先生が、ピッと笛を吹く。2人は聞こえた瞬間に手を挙げる。こちら側のストップウォッチを持った生徒が、それを見て秒数を計る。私らは、笛の音が聞こえた後、しばらくしてから、2人の手が上がるのを見て、音は届くのにずいぶん時間がかかるな、それよりも光は音より速いんだと実感した瞬間だった。
光で同じような実験をするには、約30万キロメートルの先に立つことになる。その時見える光は、まず小さな点が見えるのだろうか。面として現れるのだろうか。光の先端はどうなっているのだろうか。
小学生のころ、校外授業で、音の速さを学んだ。クラスの島田君と金子君の2人が、下り坂から上り坂となる、見通しのいい直線道路の5~6百メートル先に立つ。残りのクラス全員と先生が対面する。つまり、両者は下に閉じた放物線の同じ高さの位置にいる関係。先生が、ピッと笛を吹く。2人は聞こえた瞬間に手を挙げる。こちら側のストップウォッチを持った生徒が、それを見て秒数を計る。私らは、笛の音が聞こえた後、しばらくしてから、2人の手が上がるのを見て、音は届くのにずいぶん時間がかかるな、それよりも光は音より速いんだと実感した瞬間だった。
光で同じような実験をするには、約30万キロメートルの先に立つことになる。その時見える光は、まず小さな点が見えるのだろうか。面として現れるのだろうか。光の先端はどうなっているのだろうか。
●「ヒカリ展」のパンフレット。
(写真左から)1/盛況の会場。2/光るシルクで作られた着物。