土曜日の夕方5時から開演という、こうした地方都市(いちおう都内だけど)のイベントでは、やや遅めのスタート。前座は三遊亭好也で「初天神」。次に三遊亭円楽の「行ったり来たり」。初めて聞く演目だった。もともとは上方落語の二代目、桂枝雀の創作落語で、ストーリーは究極の言葉遊びで、ひとつ間違えば噺自体が破綻しかねない演目なので、枝雀亡き後、演ずる人はいないのではと思われていたが、六代目円楽が受け継いだようだ。中入りの後、扇家和助の太神楽。トリは春風亭小朝で「持参金」と「池田屋」の演目2題を演じた。
●二人会のポスター。