震災以降、東北へ行こう行こうと思っていましたがなかなか機会がなく、今回やっとまとまった時間が取れたので、以前から登りたいと思っていた燧ケ岳へ行くことにしました。
登山コースはいくつかありますが、最短コースの福島県側の御池口から目指すことにしました。
ただし登山口までのアプローチは長いので、前日出発、車内泊で早朝登頂開始です。
夕刻自宅出発、関越道で湯沢ICで降ります。
ちょっと時間があったので、学生時代よくスキーで利用したところを、ドライブがてらの寄り道です。
ここから小出ICまで下道を走り、湯の谷温泉で休憩、昔の手掘りトンネルの名残がある奥只見シルバーラインで銀山平を経由します。
奥只見湖の銀山平からは国道352号線(樹海ライン)を通ります。
道幅が狭く、街灯はほとんどなし、沢の水が道路を横断する”洗い越し”、途中区間は携帯が”圏外”になるなど、俗称”酷道”とも言われています。
しかし、実際通ってみると、確かに街灯もなく暗く寂しい道ですが、道幅は狭いものの所々待避所もあり、路面の凹凸も少なく、やはり国道らしく整備はまずまずされていると思います。
洗い越しの箇所さえ慎重に通過すれば、対向車も数台だけでそれほど走りにくい道ではありませんでした。
でも降雨時や大雨の直後など、特に普通車は避けた方が無難かなと思います。
銀山平から1時間程度走ると道幅も徐々に広くなり、山小屋が数件現れると、そこからは30分程度で、桧枝岐村御池の広い駐車場に午後10時到着しました。
翌朝は5時起床、6時には出発の予定でしたが、目が覚めるともう5時半過ぎ。
あわてて支度を整えますが、出発は6時半になってしまいました。
登山口から木道を数分歩くとすぐにやや急な登りとなり、一汗かくと40分ほどで最初の湿原”広沢田代”に着きます。
湿原を過ぎるとまた岩がごろごろ、沢水でドロドロの滑りやすい登りが始まり、ほどなくして第二の湿原”熊沢田代”に着き、ここでようやくご本尊と対峙できます。
そこを過ぎると徐々に勾配もきつくなり、最後の山場、ガレ場の急登が待ち構えます。
3時間ほどかかってようやく俎嵓(まないたぐら)に到着。
ここは登山者でごった返しており、また場所も狭いため少しの運用で切り上げ、最高地点への柴安嵓(しあんぐら)へ向かいます。
いったんどんと下ってぐーんと登り返して20分ほどで到着、俎嵓よりもだいぶ広くて運用場所には困りません。
南方面は日光連山の影響があるかと思いましたが、堂平山や陣馬山、また神奈川県方面も特に問題はありませんでした。
都心方面や千葉県方面は運用局がいないのか、また平地移動局との交信はなりませんでした。
ある程度の高さがある所ではないと厳しいのかもしれません。
7エリア方面は福島市の一切経山、山形県小国町の大朝日岳(板橋ロールコール)とCBで交信は出来ましたが、予想よりは信号が少し弱かったように思います。
板橋ロールコールは特小ではキャリアがわずかに入感するのみ、CBはほとんど最後の方でやっとピックアップしてもらえました。
9・0エリア方面は安定して入感し、こちらは想像以上の成果となりました。
詳細はログブックをご参照下さい。
<短観>
7エリア最高峰というプレミアも付きますし、ロケーション的にも各エリアほぼ万遍なく狙えますので満足できます。
ただし、DX狙いには最適ですが、局数重視の場合はちょっと物足りないかもしれません。
関東方面から日帰りの日程ではちょっと厳しいので、折角ですから観光や温泉を絡めて1泊2日以上で、余裕を持った日程で楽しむのが良いと思います。
<雑感>
御池にあるロッジは日帰り温泉があるのですが、17時の終了で結局入ることが出来ませんでした。
日帰り温泉、土産物屋、道の駅、みんな閉まるのが早いですね。
せめて7時か8時くらいまでは開けていて欲しいです。
途中のSAでは土産物を買っている方って結構いますから、需要があるのにもったいないですね。