ほんの一瞬でも

お知らせしていなかったことがあります。





実は





2月5日土曜の午前

てつおさんが緊急入院しました。





彼の多飲多尿は

腎不全と甲状腺機能亢進症のせいだと思いこんでいましたが

糖尿病も原因の1つだったようです。





愛護センターに収容中も

一時虚脱状態になったと聞いていました。

ウチに来た時既に患っていたのか

あるいは最近発病したのか





正常なら71～148の血糖値が

入院時は600まで上昇していました。





いつ何が起こっても不思議ではない





てつおさんの様子を見ていても

先生の口調からも

非常に難しい状態だとわかりました。





ICUに入ったまま

ぐったりと意識が混濁したり

たまにはっきりした顔つきになったり

血糖値も上がったり下がったりで

まったく安定せず





先生とよくよく相談した末に

諸々準備を整え

看取りになる覚悟で

家に連れ帰ったのは17日の朝





その夜日付が変わった午前1時前に

急に体を起こして必死に動き声を上げ

驚いて腕に抱くと痙攣してガブリッ！





私の指に深い穴を3つ開けて

てつおさんは亡くなりました。





愛護センターから我が家へ来て

たった半年です。





猫が嫌いなてつおさんにとって

ウチでの暮らしは快適ではなかったはずだけど

ガリガリボロボロだったあのお爺ちゃんが



ふっくら丸顔になり



お腹を見せて眠っていた。





“この家も悪くないかな”





ほんの一瞬でもそう思ってくれる時間はあったはずと

そう思いたいです。





短い間でしたが

てつおさんを見守り応援してくださった皆様

本当にありがとうございました。





てつおさん

ウチに来てくれてありがとう







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