テレビやラジオの競馬中継でプロの予想屋の方がよく「今日の勝馬レース」を取り上げることがあります。1Rから12Rまで全部勝ちたいのはやまやまですが、どんなに本命サイドの一日であっても、全部勝つのはやはり至難の業です。その日の調子もありますが、長く競馬をやっている人であればあるほど、「競馬は勝てない」という思いをもっている人が多いのではないかと思います。一競馬場で12R、今は小倉もやってますから一日合計36Rもあります。朝から全て勝負してたら(実際している人もいるようですが)、老人には午前中でもう疲労困憊です。少ない額で適当に流すことはあっても、どこかに勝負どころを決めて厚く勝負する方が基本姿勢としては望まれます。やってるとついつい熱くなってしまいますけれど……。
となると、どこで勝負するか、ですが、できるだけ配当の高そうなところを狙いたいものです。私は勝負レースでは三連複や三連単を買うことが多いので、正月1/5~1/15までの6日間、中山と中京の一日のレースで三連複万馬券がいつ発現したかを以下にまとめてみました。左が今年2023年、右が昨年2022年の同期の数字です
<中山> <中京>
・ 1R 2 4 1 1
・ 2R 1 2 2 2
・ 3R 2 3 4 3
・ 4R 1 2 3 2
・ 5R 2 2 2 1
・ 6R 1 1 2 1
・ 7R 3 2 4 2
・ 8R 2 1 2 2
・ 9R 2 3 2 1
・10R 1 1 2 1
・11R 3 3 2 2
・12R 1 1 4 2
計 21 25 30 20
正月競馬なのに荒れないなあという印象がありましたが、データを見ると、中京については、全体としては去年より今年の方が「荒れて」ますね。中山の12Rの結果に引きずられたのかも知れませんが、人(私)の印象はあまりあてになりません。
で、どこに勝負レースを置くかは、やはりメンバー次第ですから、馬柱が出たらよく検討して、それから、ということになりますが、あまり検討する余裕がない場合は、機械的に11・12Rを選んで勝負しても、確率的にそんなに悪くはないかも知れません。私は、馬券作戦の一環として、11・12Rで3着以内に入った馬の人気の出目をずっと追っているのですが、中山・中京のこの6日間の結果は以下のようでした(11・12Rを合わせて羅列したものです)。
<中山> <中京>
・1/ 5 ①①②③④⑦ ①②④⑤⑦⑧
・1/ 7 ①②④⑤⑥⑦ ①①②⑤⑥⑦
・1/ 8 ①①②③④⑥ ①②②③③④
・1/ 9 ②④⑤⑥⑦⑪ ①⑥⑧⑧⑨⑬
・1/14 ①①③④⑤⑫ ①①②②⑦⑪
・1/15 ①①②③④⑨ ①②②④⑨⑩
これをもとに、前日の11・12Rで両方に出現した人気(2度出現した人気)は、翌日は疑ってかかるという「作戦」を励行しています。たとえば、1/14(土)は所用があって11・12Rはライヴで投票できず11Rのみ昼過ぎに投票しましたが、もし、普通に投票できていれば、中京は、前日の1/9で8番人気が連続して出現していたので、この日は8番人気の馬は来ないと見切って、買わなかったと思います(実際、1/14の中京11R愛知杯の8番人気アンドヴァラナウトは9着、同12R1勝クラスの8番人気レオンバローズは5着で、ともに3着以内には来ていません。偶然はまったと言えばそれまでですが)。
とはいえ、ご覧の通り、1番人気は関係なく連日2回出現していますし、統計・経験上も上位人気の馬には当てはまらないケースが多々あるので、説得力はいまいちですが、ご一考までにあえて続けると、今度の中京11Rの新装版・睦月Sでは、2番人気の馬は(どの馬かはわかりませんが)決め打ちして切ってかかるか、あるいは、もし、結果「またしても」3着以内に連絡みするようなら、次の12Rの500万1勝クラスのレースでは、真っ先に切る(疑いの目を向ける)のが「確率的」には妥当だろうということです。数が多くなって1頭だけどうしても切りたい場合に使える作戦です。同じく中山の11・12Rでも、1/14・15と1番人気が連続しているので、そろそろ……という気はしますが、1番人気については、この確率論では例外扱いなので。昨日の「渡り」理論と違って、あまり強くは推せませんが、あくまで、ご一考を、という話です。
さて、今日の午後には土曜のレースの枠番馬番が発表され、夜には前売りオッズがわかって、また検討です。今日もお読みいただき、ありがとうございました。またこの週末もがんばりましょう。