まずは昨日の有馬記念について。勝ったのはドウデュースでしたが、個人的には大外から果敢に前につけて2着になったスターズオンアースの、というより鞍上ルメールの巧さが光っていたと思います。内枠だったら先にゴールをしたのはこちらだったかも知れません。
【有馬記念】スターズオンアース2着 さすがルメール、16番から初連対も「最後の直線で…」― スポニチ Sponichi Annex ギャンブル
タイトルホルダーも、競り合う相手がいなかったこともありますが、よく3着に粘り込みました。これで「引退」となりますが、「華」のある馬だったなあと思います。ミスプロ……キンカメ-ドゥラメンテの血脈で今後いい馬を輩出してほしいです。
タイトルホルダー、現役最後の力走 「すごくかっこよかった」 | 毎日新聞 (mainichi.jp)
馬券の方は、直前で朝予想の「タイトルホルダー切り」をあきらめたので、何とか獲れてホッとしています。この調子で、28日の最終戦も獲って、いい新年を迎えたいところです。
さて、今日は28日(木)の2歳GⅠ、中山のホープフルSを検討してみます。まずは主要馬の持ち時計をざっと見ておきます。
ホープフルステークス【2023年12月28日中山11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)
ホープフルステークスの過去10年データ、好走馬一覧(2023年12月28日中山11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)
過去10年は2013年だけ稍重でしたが、あとは良馬場で施行されていて、良馬場の勝ち時計の平均は2分01秒58、上がり脚の平均は35.48秒です。今週中山の天気は良さそうなので、良馬場の時計の目安は、2000mならば全体で2分01秒前後(1800mならば1分48秒前後)、上がり35秒台の脚が使えそうな馬を見つけたいところです。以下に時計上位の馬を並べてみます(〇数字は人気順)。
・シンエンペラー 23/11/25京都 良 京都2歳S ①1着 1分59秒8 35.3
・ディスペランツァ 23/11/25京都 良 京都2歳S ⑨6着 2分00秒0 35.2
・ウインマクシマム 23/12/03中山 良 未勝利 ①1着 2分00秒7 35.0
・ロジルーラー 23/12/02中山 良 葉牡丹賞 ⑧5着 2分00秒9 34.6
・ニューステソーロ 23/10/29東京 良 未勝利 ④1着 2分01秒1 35.0
・ショウナンラプンタ 23/09/24阪神 良 新馬 ④1着 2分01秒3 34.3
・サンライズアース 23/10/22京都 良 新馬 ⑦1着 2分01秒4 35.2
・センチュリボンド 23/11/12京都 良 黄菊賞 ②1着 2分01秒8 35.4
・ヴェロキラプトル 23/09/23阪神 良 野路菊賞 ②1着 1分46秒0 35.0
・ショウナンラプンタ 23/11/18東京 良 東スポ2歳S③4着 1分47秒0 33.9
・インザモーメント 23/09/30阪神 良 新馬 ⑦3着 1分47秒5 34.8
・ウインマクシマム 23/11/12東京 良 未勝利 ①2着 1分47秒5 34.5
・ホルトバージ 23/10/14京都 良 紫菊賞 ⑤4着 1分47秒9 34.4
・シンエンペラー 23/11/04東京 良 新馬 ②1着 1分48秒1 34.8
・レガレイラ(牝) 23/11/12東京 良 アイビーS ①3着 1分48秒4 32.7
・タリフライン 23/10/07東京 良 新馬 ③1着 1分48秒9 33.4
あと、サウジアラビアRCからここに臨むのは異例ですが、朝日杯よりもこちらを選んだゴンバデカーブースがいます。
過去2年の3着以内馬の前走の時計も比較のために並べてみます(頭の□は着順です)。
<22年>
1⃣⑭ドゥラエレーデ 22/11/19東京 良 東スポ2歳S⑥4着 1分46秒0 35.0
2⃣⑦トップナイフ 22/11/26京都 良 京都2歳S ③2着 2分00秒5 35.3
3⃣⑥キングズレイン 22/11/06東京 良 百日草特別 ③1着 1分59秒7 33.7
<21年>
1⃣②キラーアビリティ 21/10/30阪神 良 萩S ①2着 1分48秒5 33.6
2⃣④ジャスティンパレス 21/11/14阪神 良 黄菊賞 ①1着 2分03秒3 34.6
3⃣⑧ラーグルフ 21/10/02中山 良 芙蓉S ②1着 2分00秒9 35.1
時計からは、前走で2分を切る好時計で勝ったシンエンペラーが断然の印象です。ただ、今回は前走2000組よりも、1800組の方が能力が高いかも知れません。中でも、前走東スポ杯で4着だったショウナンラプンタとアイビーS3着で牝馬のレガレイラの決め脚はここでは上位でしょう。それから、恐竜の名前らしいのですが、一度で名前をおぼえられないヴェロキラプトルも前走は速い時計で勝っています。これらにゴンバデカーブースを加えた5頭が上位と思われます。あとは、新馬勝ちで実力未知のサンライズアースやタリフラインがどこまでやれるかというところではないかと思います。
……というところで、いつもは、この続きがあるのですが、今日は所用でこの後出かけなければならなくなったので、レースまでまだ時間もありますし、今日はこれくらいにして、過去10年の傾向分析は明日にしようと思います。
本日もお読みいただきありがとうございました。今年も残り1週間となりました。無事に今週も過ごせますように。