今日は師走の中山開幕戦のマラソンレース、土曜のステイヤーズSを見てみます(といっても、土曜はまだぎりぎり11月ですが)。マフラーを巻いて足取り軽く中山競馬場のゲートをくぐっていた頃が懐かしいレースです。過去10年の3着以内馬の傾向から狙い馬を見つけてみます。有馬までもう1ヶ月を切りましたので、運気を上げるためにも、ここは当てておきたいレースです。
1)前走(ステップ) ※( )内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順
〇アルゼンチン共和国杯 10頭(メイショウブレゲ⑨7着 フォワードアゲン⑯10着
ミクソロジー⑦16着)
〇京都大賞典 6頭(シュヴァリエローズ⑧1着)
〇古都S 3頭(ゴールデンスナップ①2着 フルール⑤3着)
〇丹頂S 2頭(※該当なし)
〇比叡S 2頭(※該当なし)
ちなみに、間隔では、上のとおり、中3週(ア共和国杯)が突出していて、大きく離れて(半分くらいですが)中7週(京都大賞典)が続き、全体としては25/30頭=8割超が中7週以内です。2ヶ月以上あけて臨む馬は、データ上はちょっと苦しい感じです。人気が予想されるアイアンバローズやエヒトはこの点でどうでしょうか。
2)性齢 ※頭数は延べ数
〇3歳 0頭 〇4歳 7頭 〇5歳 9頭
〇6歳 9頭 〇7歳 3頭 〇8歳 2頭
/〇牝馬 1頭 〇騸馬 3頭
4~6歳馬が主流ですが、長距離戦らしく7・8歳馬の善戦も見逃せません。上とは逆に、7歳のアイアンバローズやエヒトもけっこうやれるかも知れません。
3)血統
近年は父ステイゴールド系が如実に出ています。今回該当するのは4頭です。
※サンデー系= 、ノーザンダンサー系= 、ミスプロ系= 、
ナスルーラ系= 、ロベルト系=
・アイアンバローズ :父オルフェーヴル(ステイゴールド)/母父Royal Anthem(Nuryev系)
・ゴールデンスナップ:父ゴールドシップ(ステイゴールド)/母父タニノギムレット(ブライアンズタイム)
・ミクソロジー :父オルフェーヴル(ステイゴールド)/母父アフリート(Mr.Prospector)
・メイショウブレゲ :父ゴールドシップ(ステイゴールド)/母父パイロ(Bold Ruler系)
4)JRAホームページのデータ分析
JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
① 2600m超のレースで3着以内:複勝率45.2%
② 前走二桁人気馬は苦戦:京都大賞典は除く
③ 過去ステイヤーズSで3着以内の馬は好走:複勝率60%
④ ステイヤーズS好走歴のない6歳以上馬は疑問
⑤ 勝ち馬の枠は中より(7~12番)/騎手乗り替わりの馬
条件に一番合致するのはアイアンバローズで、ゴールデンスナップ、フルール、ミクソロジー、メイショウブレゲが続くといったところです。
5)宮田式バイオリズム◎
・ウエルカムニュース 5・2・2・10
・クールミラボー 4・3・2・6
・フォワードアゲン 4・5・1・29
6)結 論
当初はシュヴァリエローズを中心視していましたが、あまり条件が合致していない感じがするので、△に格下げです。手堅く行くなら人気でもアイアンバローズ中心でしょう。このレースを走った過去3年の成績:2⇒4⇒1着はここでは抜群です。しかし、いずれも秋にレースを経てから臨んでいますので、今回8ヶ月ぶりの出走というのはいかにもマイナスです。もし、①人気に推されるなら、敢えて別馬から入る方が楽しみがあります。といっても次位人気になるでしょうが、今回はゴールデンスナップの逆転があるかなあと見ています。斤量は1㌔減って55㌔ですし、いつもの突き抜けられないジリっぽさを今回は克服できないかなあと思っています。相手はもちろんアイアンバローズが筆頭ですが、京都大賞典組からは、今秋復帰してから大敗続きで人気を下げそうなミクソロジーに期待をかけています。あとはメイショウブレゲやフルールがいますが、馬券的にはシルブロンの方が怖い感じです。
まとめると、
◎ゴールデンスナップ 〇ミクソロジー ▲アイアンバローズ △シルブロン……
で、アイアンバローズが4着以下なら妙味ありというところです。どうなるでしょうか。
ということで、本日もお読みいただきありがとうございました。毎度のことながら、今日も一日無事に終わりますように。暖かくしてお過ごしください。