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レース展望と回顧、馬券術について

20250211(火) 共同通信杯の展望

2025-02-11 | 展望
 まず昨日の京都代替開催の反省からですが、病院から昼過ぎに戻れたのでライヴ予想ができました。注目の3歳牝馬戦エルフィンSは、朝方中心視していたダノンフェアレディが8枠で、この日の枠連強勢の147枠の筋目に反していたので、7枠のヴーレヴー狙いに変更しました。結果的に、この「変わり身」は好判断だったのですが、3着のラージギャラリーを切ってしまったので、三連は外れでした。期待していたダノンフェアレディでしたが、6月以来の久々のレースで勘が鈍っていたのか、スタートでよれて後方からの競馬になってしまいました。途中の追い上げで脚を使ってしまって、直線の伸びもなく、案外なレースとなりました。クラシック路線を歩むにはかなり物足りない内容だったと思います。続く11RのアルデバランSは258枠の筋目の復活を見込んで、当初どおりに5枠のウラ人気馬リアレストを軸馬にしましたが、全く届かずの9着で、2着に粘り込んだ同枠のオモテ人気馬モンブランミノルの方を軸馬に据えるべきでした。
 
*〇数字は単勝人気順、□数字は枠人気順、◎〇▲△の左は朝予想、右は週中予想
 
 京都10R エルフィンS opL 
1着 ヴーレヴー     ④4⃣  〇 ◎ 
2着 グローリーリンク  ②2⃣  △ ▲
3着 ラージギャラリー  ⑤5⃣  ー ー
*朝予想◎ダノンフェアレディは5着/ライヴ予想◎ヴーレヴーは1着
 
 京都11R アルデバランS op 
1着 ブライアンセンス  ④3⃣  △ △  
2着 モンブランミノル  ②1⃣  △ △   
3着 ジューンアヲニヨシ ①2⃣  〇 ◎   
*朝予想・ライヴ予想◎リアレスト7着 
 
 さて、火曜になってしまいましたが、今日は日曜東京の共同通信杯を検討してみます。近年の上位馬のその後の歩みを考えると、実質的に春の3歳GⅠの最初のトライアル戦と呼んでもいいような重要レースとなっています。持ち時計上位の馬と過去10年の傾向を見てみます。
 
 
1)持ち時計上位
 去年の勝ち馬ジャスティンミラノの時計は1分48秒0(上がり32.6)でした。勝ち馬の過去5年の良馬場の平均は1分47秒53(上がり33.3)です。去年はかなりのスローペースで末脚比べになりましたが、それでも1分48秒0でしたので、普通に流れたら46秒台が出るかもしれません。今回の出走(予定)馬の前走は距離がまちまちなので、マイル、1800、2000の順で持ち時計上位の馬を並べてみます(〇数字は単勝人気順)。
 
<1600>
 ティラトーレ    12/14中山 ひいらぎ賞  ③4着 1分33秒0 35.5
 エストゥペンダ   01/12中山 フェアリーS ⑨3着 1分33秒4 34.6 
 
<1800>
 マスカレードボール 10/19東京 アイビーS  ③1着 1分45秒8 33.4
 レッドキングリー  11/16東京 東スポ2歳S ②3着 1分47秒1 33.5
 カラマティアノス  10/13東京 未勝利    ①1着 1分48秒0 33.8
 
<2000>
 リトルジャイアンツ 10/19東京 未勝利    ③1着 1分58秒7 34.1  
 
 参考までに去年(2024年)の上位3頭の前走は以下のとおりです。
1⃣ジャスティンミラノ 11/18東京 新馬     ②1着 2分02秒0 33.4 
2⃣ジャンタルマンタル 12/17阪神 朝日杯FS  ①1着 1分33秒8 34.8 
3⃣パワーホール    11/25京都 京都2歳S  ⑤12着 2分01秒0 36.5
 
 数値上はマスカレードボールの時計が一番速いのですが、自身とアイビーSを走ったときのメンバーのその後の成績が芳しくないので、最上位評価はできません。やはり東スポ杯2歳Sでクロワデュノールやサトノシャイニングらと走って3着だったレッドキングリーを一番手と見るべきでしょう。あとは牝馬として異例の参戦となる前走フェアリーSで2・3着のティラトーレエストゥペンダが、牡馬相手にどこまでやれるか。リトルジャイアンツは個人的には買っていますが、このメンバーに入るとやや見劣ります。函館2歳Sを勝ったサトノカルナバルもいますが、どうでしょう。血統的には走れそうですが。
 
2)前走(ステップ)とレース間隔
※( )内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順
 〇新馬     8ネブラディスク②1着
 〇朝日杯FS  4頭(※該当なし 
 〇東スポ2歳S 3頭レッドキングリー②3着)
 〇京成杯    3頭(※該当なし
 〇ホープフルS 2頭ショウナンマクベス⑭10着 マスカレードボール④11着
 〇京都2歳S  2頭(※該当なし)
 〇セントポ賞  2(※該当なし)   
 
 前走との間隔で比較的多いのは中10・11週(今回該当はカラマティアノス、ネブラディスク)次いで中6・7週(同ショウナンマクベス、チョングク、マスカレードボール)で、2ヶ月以上間隔を開けた馬がわりと走る傾向です。となると、新馬勝ちのネブラディスク、東スポ杯経由のレッドキングリーに加えて、米国帰りのサトノカルナバルあたりがけっこう走るかもしれません。
  
3)血統
 難解ですが、ベスト配合は昨年のジャスティンミラノのような、父サンデー系と母系のノーザンダンサー(ND)系でしょう。残念ながら今回のメンバーに該当する馬はいないので、穴はND系と決め打ちして、以下の1頭の名前を挙げておきます(母父まで手を広げれば、半数くらいが該当しますが、数が多いので)。
 ※サンデー系=  、ノーザンダンサー系=  ミスプロ系=  、 
 ナスルーラ系=  、ロベルト系=  
 
ワンモアスマイル  :父ブリックスアンドモルタル(Storm Bird系)/母父ディープインパクト(サンデーサイレンス)
 
4)JRAホームページのデータ分析
 JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
 
 ① ①②人気馬があまり勝てていない:最多は③人気の5勝
 ② キャリアの浅い馬が中心:出走1戦の馬の複勝率53.3% 
 ③ 内目の2⃣・3⃣枠は鬼門:ただし1⃣枠は複勝率50%
 ④ 前走4着以内馬が優勢
   :5着以下の馬に勝ち馬なし/複勝率も10.8%
 ⑤ 基本的に⑥人気以上でキャリア3戦以内、前走4着以内、
   中4週以上の馬を上位と見るべき
 
 レッドキングリーネブラディスクが浮上しますが、もし、前者が①人気に推されるならば、データ上は①人気馬が「鬼門」ということなので、ネブラディスクの方を上にとるべきかも知れません。あとは、キャリア4戦とやや多いですが、エストゥペンダカラマティアノスティラトゥーレがこれに続くといったところです。
 
5)結 論  
 先日サトノシャイニングがきさらぎ賞を勝ちましたので、東スポ杯2歳S組が強いと見れば、レッドキングリーの一番手は衆目が一致するところでしょうが、JRAのデータ分析に従えば、①人気となるとやや不穏な感じもします。ネブラディスクも初戦の内容はよかったと思いますが、メンバーに恵まれた感じもします。まあ、総合的にはレッドキングリーが軸馬でしょうけれど、前走の末脚が光った牝馬のエストゥペンダが東京の直線でさらに上昇が見込めるので、こちらを敢えて中軸に据えてみたいと思います。対抗はもちろんレッドで、あとはリトルジャイアンツティラトーレマスカレードボールカラマティアノスあたりでしょうか。サトノカルナバルは念のため相手の一頭には加えておこうと思いますが、疑念先行です。ワンモアスマイルも堅実ですが、このメンバーに入ると……。
 まとめると、
 
 エストゥペンダ 〇レッドキングリー ▲リトルジャイアンツ △カラマティアノス……
の三連勝負を考えています。3着に下位人気馬が絡んで、そこそこの配当になるとよいのですが。
 
 ということで、本日もお読みいただきありがとうございました。庭の梅がチラホラと開花してきたのはいいのですが、スギ花粉も飛び始めてイヤ~な季節になってきました。今日も暖かくしてお過ごしください

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