土曜日は重賞レースがありませんが、京都で3歳のリステッド戦が組まれています。桜花賞はまだ先ですが、2020年のデアリングタクトはもちろん、ここ2年、桜花賞の上位馬を輩出しているレースで、さながら最初のトライアル戦の趣がありますので、よく見ておかないといけない重要レースでしょう。今日はこのレースを簡単に検討してみます。
土曜京都10R エルフィンS 3歳opL 芝1600
1)前走(ステップ)
好ステップは11月の白菊賞①、1月の紅梅S②に、あまり時期に関係なく新馬・未勝利勝ち③で臨む馬たちです。今回①は該当なし、②はフェルシナ、③が8頭いますが、中では6月に新馬勝ちして8ヶ月ぶりとなるダノンフェアレディの走りに注目です。
2)血統
全体的には父サンデー系に母系ノーザンダンサー系が優勢に映りますが、今回は該当する馬が見当たらないので、母系ミスプロで拾ってみると、父キズナ×母父ミスプロのパターンで、グローリーリンクとダノンフェアレディが該当します。
※サンデー系= 、ノーザンダンサー系= 、ミスプロ系= 、
ナスルーラ系= 、ロベルト系=
3)持ち時計
同距離のマイルでは、ダノンフェアレディとカムニャック、1400ではチューワランサ、ヴーレヴー、フェルシナが上位です。
4)結 論
おそらく①人気は好素材のダノンフェアレディで、あまり人気をかぶるとどうかとは思いますが、桜花賞を射程に入れている好素質馬と考えれば、相応の貫禄ありと思えます。カムニャックは前走のアルテミスSで①人気6着でしたから、今回は次位人気に下がると思われますが、時計は悪くないので、当然上位争いの一頭でしょう。私としては、この2頭よりも、前走雨中のファンタジーSで届かずの4着だったヴーレヴーを評価してこちらに◎を打ちます。初のマイル戦ですが、前走の1400戦は道悪でなければ差しが決まっていた可能性がありますし、京都は秋に勝っているのもプラスです。あとは、1400の持ち時計があるチューワランサとフェルシナが届くかどうか。距離を縮めてきたピリカサンライズも未知の魅力がありそうです。もう一頭、初戦で経験馬相手に楽勝だったグローリーリンクも加えておきましょう。まだ実力の程がわからない馬が多いですが、
◎ヴーレヴー 〇ダノンフェアレディ ▲カムニャック △チューワランサ……
でまとめてみます。
もうひとつ、京都メインのアルデバランSもざっと見ておきます。
土曜京都11R アルデバランS op ダート1900
1)前走(ステップ)
ステップは多様ですが、前走が12月下旬から1月あたりで、あまり間隔をあけずに臨む馬がわりと好走している感じもします。今回で言えば、ベテルギウスSやポルックスS組でしょうか。
2)血統
流行廃りがあってこれも難解です。京都1900ダートの全体傾向としてはドレフォン産駒が抜群ですが、条件戦まで含むデータですので、opクラスに限定すると、やや趣が違ってくると思います。個人的な印象では、ミスプロ系のキングカメハメハやエンパイアメーカーの血脈が好走している感じがします。これだと、ダノンブレット、バハルダール、ブライアンセンスあたりが該当しますが。
3)宮田式バイオリズム
今回バイオリズムが適合的なのは以下のとおりです。
グリューヴルム 4・3・1・7
ゼットリアン 4・4・1・8
バハルダール 5・5・2・13
ピースオブザライフ 4・1・3・9
メイショウユズルハ 4・3・6・14
4)結 論
レースをやるたびに順番が違ってきそうな実力伯仲のメンバーですが、前走で大負けしていない馬を軸に据えるとすれば、ジューンアヲニヨシ、タイセイドレフォン、ブライアンセンス、ブレイクフォース、メイショウユズルハ、ヤマニンウルスあたりが候補になるでしょう。この中から思い切って狙うならメイショウユズルハ、手堅く行くならブライアンセンスですが、ちょっと足りない感じもします。個人的には、前走でダート適性を見せたジューンアヲニヨシがいいと思います。相手は上の馬たちに加えて、バハルダール、昇級組のモンブランミノルとリアレストも侮れないと思います。穴っぽいのは、デリカダとヴィブラフォンでしょうか。
ということで、
◎ジューンアヲニヨシ 〇バハルダール ▲メイショウユズルハ △デリカダ……
これは着順はおろか、オッズの人気順もわからない、馬券的にはハイグレードな一戦で、宮田式馬券術の出番かなと思います。どうなりますか。
本日もお読みいただきありがとうございました。寒波襲来で大雪のところも多いようです。どうか無事でありますように。
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