Winning Ticket for All Vol.2

レース展望と回顧、馬券術について

9/18(水) オールカマーの展望

2024-09-18 | 分析
 今日は秋の中山、恒例の一戦、産経賞オールカマーを検討してみます。週末から雨が降るようなので、馬場は悪化しそうです。もし不良になったら、道悪巧者ステラヴェローチェの出番ですが、そこまで悪くなるかどうか。過去10年の3着以内馬のデータを見ながら考えてみようと思います。
 
 
1)前走(ステップ) ※( )内は今回の該当馬、〇数字は前走の単勝人気順
 〇宝塚記念    5ヤマニンサンパ⑬9着) 
 〇天皇賞・春   3頭サリエラ③12着)
 〇目黒記念    3頭(※該当なし)   
 〇クィーンEⅡC 2頭(※該当なし
 〇ヴィクトリアM 2頭(※該当なし)
 〇七夕賞     2頭フェーングロッテン⑪13着
 〇札幌日経OP  2頭(※該当なし)
 
 ちなみに、前走との間隔で言えば、中3ヶ月以上が突出していて、前走が春のGⅠ・GⅡ戦だった馬が70%を占めています。久々であっても格がものをいうレースと考えてよいと思います。
 
2)性齢 ※頭数は延べ数
 4歳:13頭  5歳:12頭 〇6歳:4頭 〇7歳:1頭
/〇牝馬:9頭  〇騸馬:1頭
 
 4・5歳が優勢で、牝馬もかなり走るようです。今回、唯一牝馬で出走するサリエラには好データです。 
  
3)血統
 全体としては父サンデー系が強い感じがしますが、続くのはミスプロ系(キンカメ)よりもロベルト系でしょうか。母系はノーザンダンサー系とミスプロ系がやや優勢といったところで、あまり血統傾向が明確な印象はありません。しかも雨が降るようだと、近10年で馬場が重かったのは、2020年の稍重くらいですので、すべて「ご破算」になるかも知れません。ここは裏をかいて?、父サンデー系、母父ミスプロ系で該当馬を拾ってみます。
 ※サンデー系=  、ノーザンダンサー系=  ミスプロ系=  、 
 ナスルーラ系=  、ロベルト系=  
 
 ・ミクソロジー   :父オルフェーヴル(ステイゴールド)/母父アフリート(Mr. Prospector)
 ・ヤマニンサンパ  :父ディープインパクト(サンデーサイレンス)/母父スウェプトオーヴァーボード(End Sweep)
 
4)JRAホームページのデータ分析
 JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
 
 ① 内寄りの馬番有利:10番から外の複勝率5.3%
 ② 前走4角の通過順5⃣~9⃣番手:極端な逃げ・差し馬は通じない
 ③ 過去2走、芝重賞で3着以内の実績が必要
 ④ 4・5歳、前走重賞で②人気以内の馬が首位候補
 
 ②~④で浮上するのはレーベンスティールで、次点がミクソロジー、あとはサリエラステラヴェローチェといったところです(ミクソロジーは前走の4角の通過順10番手ですが……)。
 
5)宮田式バイオリズム 
 ・サヴォーナ       3・4・1・7
 ・ナイママ        2・1・2・34
 ・ニシノレヴナント    4・1・1・7
 ・ラーグルフ       5・1・1・8
 ・レーベンスティール   4・2・1・2
 
6)結 論  
 データに逆らわなければ、中軸はルメール騎乗予定のレーベンスティールでいい感じがします。1勝クラスとはいえ、不良馬場で2着があるので、雨が降ってもたぶん大丈夫でしょう。天候次第で以下の順番は大きく動くと思いますが、不良馬場なら当然ステラヴェローチェの逆転まであるでしょうし、牝馬優勢の流れからはサリエラ、あとはサヴォーナもそろそろという感じですし、脚部不安明けのミクソロジーなどが有力な相手候補でしょう。前走GⅠのキラーアビリティーヤマニンサンパあたりがこれらに加われるかどうか。穴なら、おととし2着の7歳馬ロバートソンキーでしょうか。中山ならばラーグルフの3着も可能性ゼロではないでしょう。まとめると、
レーベンスティール 〇サヴォーナ ▲ステラヴェローチェ △ラーグルフ…… 
 
で狙ってみようと思います
 
 本日もお読みいただきありがとうございました。残暑も名残惜しい感じが全然しませんが、今日も無事な一日となりますように。

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