昨日のねらいのレースの反省は省略します。
4月から始まった東京開催もあと2週となりましたが、安田記念が終わって、春開催のGⅠレースは阪神の宝塚記念を残すのみで、盛り上がりが何となく「谷間」的ですが、今度の日曜は、東京でダート重賞のユニコーン・ステークスがあります。世代最初のダート重賞で、これをステップに3歳ダート界の実力馬としてGⅠ戦線に名乗りを上げる馬が出てくるのか、その登竜門と言えるレースです。
ユニコーンステークス【2023年6月18日東京11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)
ユニコーンステークスの過去10年データ、好走馬一覧(2023年6月18日東京11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)
時期的に乾燥した馬場でのレースにならないこともあり、けっこう波乱の多いレースです。過去10年で見ると、良馬場3回、稍重3回、重4回です。当日雨が降っていなくても、渋った馬場になる確率が高いでしょうから、まず、重の巧拙が問われます(週間予報によれば、今のところ東京は週末天気が良さそうなので、良馬場で施行できるかも知れませんが)。
それから、過去10年で3着以内に入った馬の前走のステップは、
・青竜S 10頭 / ・1勝C(500万) 5頭 / ・端午S、伏竜S、鳳雛S 3頭 / ・兵庫CS 2頭
などとなっていて、青竜S組が1/3を占めています。また、前走1勝Cの5頭はいずれも3着どまりでした。ここを勝つにはオープンで相応の成績を残していることが望ましいようです。
では、主な馬たちの持ち時計を比較して実力をはかってみたいと思います。□数字は着順(オマツリオトコのみ囲みなしの数字)、〇数字は人気順です。
・オマツリオトコ 02/19東京 ヒヤシ13③ 良 1分40秒1 39.1
12/24川崎 全2優2⃣② 稍 1分43秒3 40.7
・カレンアルカンタラ 05/21京都 鳳雛S8⃣③ 良 1分54秒8 38.0
・グレートサンドシー 03/12中京 昇竜S1⃣① 良 1分24秒0 36.2
02/19東京 ヒヤシ4⃣② 良 1分38秒0 36.7
・コパノパサディナ 05/14東京 青竜S2⃣⑥ 稍 1分36秒2 35.9
・サンライズジーク 02/12東京 1勝C1⃣④ 重 1分35秒5 37.0
・ジャスパーバローズ 05/21京都 鳳雛S3⃣⑩ 良 1分54秒1 37.1
・ニシキギミッチー 05/27京都 1勝C1⃣⑬ 良 1分24秒4 36.9
・ニシノカシミヤ 06/03東京 1勝C1⃣② 重 1分35秒0 35.3 ☆減量騎手
・ハードワイヤード 05/07東京 1勝C1⃣① 良 1分25秒0 37.4
・ブライアンセンス 05/06東京 1勝C1⃣① 良 1分36秒5 37.0
・ペリエール 02/19東京 ヒヤシ1⃣① 良 1分37秒2 36.4
12/24川崎 全2優3⃣① 稍 1分43秒5 40.6
・ヘンリー 04/22京都 1勝C1⃣① 良 1分24秒7 38.2
・ラフエイジアン 05/14東京 青竜S7⃣③ 稍 1分37秒8 37.6
・ワールズコライド 05/20東京 1勝C1⃣② 稍 1分23秒2 36.3
実績的に海外遠征帰り(UAダービー4着)のペリエールが人気になるでしょうが、抜けて強いかというと、そこまでは……という気がします。2月のヒヤシンスSの時計で言えば、2020年のカフェファラオの勝ち時計は1分37秒7でしたが、上がりは35.2でした。それから、古い話ですが、2015年のゴールデンバローズは1分37秒1、上がり35秒9で勝って、UAダービー3着から、1番人気でユニコーンSに臨んで4着に敗れました。ペリエールも同じステップを踏んでいるだけに、嫌な前例という感じがします。
といっても、ヒヤシンスSでペリエールに敗れた馬たちが鳳雛Sで上位を独占しているとなると、他のop経験馬たちの中に逸材が潜んでいる感じが薄いのも確かです(可能性としてはオマツリオトコの一変くらいでしょうか)。ここはまだ1勝クラスを勝ち上がったばかりの馬たちでも意外に好勝負になるかも知れません。ブライアンセンスは確実に時計を詰めてきているだけに、上位入着の期待を寄せられる一頭ですし、馬場が乾くとわかりませんが、ニシノカシミヤも時計的にはけっこうやれるかも知れません。
ということで、経験の浅い3歳馬だけに、時計だけでは単純にはかれない要素があると思いますので、調教具合などを確かめながら、中心馬を絞っていこうと思います。本日もお読みいただきありがとうございました。今週もがんばっていきましょう。
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