夏の福島競馬が始まって2週目です。福島競馬場はコースの特徴から、先行した方が有利というのはよく知られています。馬券の軸馬を決めるときも、まずは先行力のある・なしがポイントになりますが、実際のレースで、前をとろうとみんなが前のめりになると、最後の直線で思わぬどんでん返しが待っていることもあります。
昨日、今度の日曜のハンデGⅢ七夕賞を検討しましたが、個人的には前日土曜のハンデ戦阿武隈Sの方が気になっていて、そんな展開になりはしないかと「期待」しているところです。何せ、去年、おととしと、人気馬が抜けて大波乱となっています。今日はこのレースを少し「予習」してみようと思います。
阿武隈ステークス【2023年7月8日福島11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)
阿武隈ステークスの過去10年データ、好走馬一覧(2023年7月8日福島11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)
まず、昨日と同じく、過去10年で3着以内に入った馬の斤量を見てみようと思いますが、2013・14年は施行なしですので、ハンデ戦になった2012年以降の9回分が対象となります。
・57㌔ 1頭
・56㌔ 3頭
・55.5㌔ 1頭
・55㌔ 9頭
・54㌔ 5頭
・53㌔ 5頭
・52㌔ 3頭
斤量55㌔が1/3、55㌔以下が全体の80%超を占めていますから、これは軽ハンデ馬を狙わない手はないというレースと言ってよいかと思います。今回のメンバーで言えば、
〇55㌔:ヴェールランス
〇54㌔:エリオトローピオ
〇53㌔:イリマ、オンリーオピニオン、ブライトオンベイス
〇52㌔:アールクインダム、エターナルヴィテス、パープルレディ、モリノカンナチャン
です。
それから、3着以内馬の性齢は、
〇4歳:5頭 〇5歳:11頭 〇6歳:5頭 〇7歳:4頭 〇8歳以上:2頭
で、まず中心視すべきは5歳馬ということになるでしょう。牝馬は計4頭が絡んでいるので、牡馬相手にけっこうがんばっている感じがします(騸馬は2頭)。
血統面を見ると、例年、父ディープインパクトとステイゴールド(ドリームジャーニー)の産駒が比較的強く出ています。今回のメンバーでこの系統を探すと、
・エリオトローピオ:父ゴールドシップはステイゴールド産駒
・パープルレディ:父ディープインパクト
宮田式バイオリズムが◎の馬も見ておきましょう。
・ヴェールランス 3・1・0・7 (※今回1着で4=(1+0+7)/2 で等式成立、以下略)
・エターナルヴィテス 3・2・2・32
・エリオトローピオ 3・1・0・10
・オンリーオピニオン 3・0・1・5
・ギャラントウォリア 3・2・4・5
・モリノカンナチャン 3・4・1・15
ハンデ55㌔はヴェールランス1頭ですから、この馬は外せないところですが、2年続けて2着のエターナルヴィテスをどうするか。斤量は去年と同じ52㌔。この3年間で20数戦走って連に絡んだのはこの阿武隈Sだけという、なぜこのレースでだけは走るのか本当に不思議な馬です。上の宮田式バイオリズムもピッタリなので今回も看過できませんが、さすがに3年連続というのは少々躊躇します。
斤量、血統などなど、総合的に考えると、イチオシはエリオトローピオでしょうか。福島コースは得意で、4回走って3・1・0・0ですので、相応に人気になってしまいそうですが、この馬とオンリーオピニオンやモリノカンナチャンあたりの人気薄がくっついて好配当にならないかと期待しています。
土曜は所用により朝のうちに馬券を買わなければなりませんので、いつものライヴ予想というか、臨機応変(朝令暮改?)にはいきませんが、結果、日曜・七夕賞前のタナボタ(!)馬券にならないかと少し楽しみにしています(笑)。
本日もお読みいただきありがとうございました。週中ですが、土日に向けて今日もがんばりましょう。
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