先般、建設工業新聞の諸論で、敬愛する 芝浦工業大学 工業マネジメント研究科
客員教授の谷口博昭氏(元国土交通省事務次官、元近畿整備局局長、和歌山県出身)
が下記の論説をされていた中で印象に残る文があったので、要点をご紹介する。
『クラーク博士が札幌農学校の教授の任を終え帰国する際に言った言葉は
つとに有名だが、全文を知っている人は少ない。それを日建連の大田弘氏からの
挨拶状に記述されており、全容が曖昧なまま経過していたが、以下の言葉で
合点が行った次第である。』
Boys, be ambitious! like this old man.
Be ambitious not for money or for selfish
aggrandizement, not for that evanescent
thing which men call fame.
Be ambitious for the attainment of all that
a man ought to be.
( 少年よ 大志を抱け! この老人の如く。 お金のためではなく
私欲のためでもなく 名声という空虚な志のためでもなく。
人はいかにあるべきか その道を全うするために 大志を抱け!)
『その道を全うするための大志が必要であり、自分の生き様や経験を基に自信を
もって語ること、真の説教が再評価される必要がある。またそうした先導的な師が渇望される。
昨秋、ノーベル医学生理学賞を受賞された大村智氏が"成功する人は他人の2、3倍の失敗
をしている"と話されており、"人のまねをしない"で"人のため"になること。と説いている。
全産業含め建設業界が担い手三法により、適正な利益を確保しつつ、
「人類ノ為メ、國ノ為メ」(青山士)という志を有する人材が多く入職し定着する環境整備
を促進し、未来志向でESG 「Enviroment=環境」、「Social=社会」、
「Governance=統治」の実践企業として日本社会に貢献することを祈念したい。』
と谷口博昭氏は結ばれていた。
Boys, Be ambitious! の後に、こんな言葉が続いていたとは。
奥が深いですね。 勉強になりました。
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