ここ2~3年、よく品格や品についての本を読ませてもらったが、なかなか自分の生き方や日々の作法にまで影響したものに出会わなかった。藤原正彦さんの『国家の品格』を皮切りに、男や女の品格から親や何々の品格まで、ハヤリにあわせて読んだがこれと言って感心したものはない。
理由はないが、昨日読んだビートたけしさんの『下世話の作法』(祥伝社)で初めて”品”に触れた。下品な私が初めて語る「粋で品のいい生き方」とは?と語っているが”さすが”のエッセンスを感じさせてくれるのは、やはりその道を極められたヒトの言葉だ。ひとつも下世話を感じさせないのは、やはりご本人の作法や人柄のせいだろう。
ヒトの立ち居振る舞いや会話の作法などの何気なく出る気づかいや礼のなかに、粋や品をみるというたけしさんに共感した。ことさらご自分の育ちや下町での幼少時代を”悪”ぶったり、卑下したりしているところには、少々のイヤミを感ずるが、芸人やタレントとしての頂点を極めたヒトだということが、バランス感を高くしている。
巨匠たけしさんの本は、どれもベストセラーだろうが、今回のようにヒトにやさしい、読みやすい、そしてあまり重くならない本は、たくさんのヒトに読んでほしいと思う。ふだんご自分の品や知識レベルの低さに悩んでいたヒトにも、ご自分の知識や見識をウリにしてきたようなヒトにも、ぜひ読んでいただきたいと思う。
仁義礼智信をふだんの行のバックボーンにし、粋や品を少しでも自分のライフスタイルにとり入れたいと願って日々の暮らしを考えてきた自分だが、まずは自分丈をどう認識するかということと、身の丈サイズで日々を暮らすことが”品”の前に心しなければいけないことなのだと思った。
理由はないが、昨日読んだビートたけしさんの『下世話の作法』(祥伝社)で初めて”品”に触れた。下品な私が初めて語る「粋で品のいい生き方」とは?と語っているが”さすが”のエッセンスを感じさせてくれるのは、やはりその道を極められたヒトの言葉だ。ひとつも下世話を感じさせないのは、やはりご本人の作法や人柄のせいだろう。
ヒトの立ち居振る舞いや会話の作法などの何気なく出る気づかいや礼のなかに、粋や品をみるというたけしさんに共感した。ことさらご自分の育ちや下町での幼少時代を”悪”ぶったり、卑下したりしているところには、少々のイヤミを感ずるが、芸人やタレントとしての頂点を極めたヒトだということが、バランス感を高くしている。
巨匠たけしさんの本は、どれもベストセラーだろうが、今回のようにヒトにやさしい、読みやすい、そしてあまり重くならない本は、たくさんのヒトに読んでほしいと思う。ふだんご自分の品や知識レベルの低さに悩んでいたヒトにも、ご自分の知識や見識をウリにしてきたようなヒトにも、ぜひ読んでいただきたいと思う。
仁義礼智信をふだんの行のバックボーンにし、粋や品を少しでも自分のライフスタイルにとり入れたいと願って日々の暮らしを考えてきた自分だが、まずは自分丈をどう認識するかということと、身の丈サイズで日々を暮らすことが”品”の前に心しなければいけないことなのだと思った。