南瓜頭

入る帽子がない南瓜のあたまでっかち日記です。
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バルナック型ライカⅢaと歩く

2005年03月31日 | 写真撮影

 青空が広がり、気温も手ごろなのでライカとデジタルカメラをバックに、フォクトレンダー35ミリとジュピター80ミリ、エルマー50ミリの三本を薄手のコートのポケットへ収めて家を出る。
 今日の撮影地は「小石川植物園」。そろそろ桜の時期も近く、つぼみの膨れ具合を見に行くことも踏まえていた。(偶然にも?この日の午後都内は開花宣言)
 昨日もそうだったが平日でも、結構な人数がきており、その中には写真学校の方々もいた。途中同じ被写体を写す機会もあり、先生と思われる方が「こういうときは絞ってください」と生徒にアドバイスしている声を聞く。こっそりそのとおりに撮ってみた。
 他にも写真サークルのようなグループが来ておりその内の一人から「ライカ!」と声をかけられる。その方は三脚へNIKONのAFに長いレンズをつけており、「いいなー」と思わさせられるものだったが、「いいの使ってるねー」と言われる。
 声をかけられるのが増えた、バルナックでこれだ・・・・M3を買ったらどうなるのか??とちょっと思ってしまう。

 さて、植物園の桜は大きなつぼみを付け、日当たりのいい方では一輪、二輪だけ開いていた、もういつ咲き始めてもおかしくないような状況である。おそらく来週が盛りだろう。

 その後は母方の実家の墓参もかねて小石川より白山→西片→向丘→本郷と向う、先祖より曽祖父母までが眠るのだが、墓前に報告することはここ数年内では己の恥を知るものであり、謝罪をする。そして墓参の様子をライカで撮影。きっと懲りてないと思われただろう。

 この時点で15時、19時頃から飲みの席に誘われていたが、時間はまだ余っているので、そのまま神田神保町へ、ラボに現像を出し仕上がりを待つ間、ゲームセンターで「ガンダムDX」を時間つぶしにプレイする。途中二回ほど対戦者が現れたが、撃破!結局クリアし、仕上がり時間を迎えられた。
 その写真を手にし喫茶店Kへ。F本さん?だっけ、よく見かける方がいらっしゃって写真を恥ずかしながら拝見してもらう。可もなく不可もないような反応。
 
 その後は携帯へ大学時代の友人Nより連絡が入り、その友人Sも交えて池袋の台湾料理店で会食する。

写真は 左:桜のつぼみ
    右:途中町内会掲示板に貼られてたポスター


「ライカ人生2日目」

2005年03月13日 | 南瓜の独り言

昨日買ったバルナックを持って飛鳥山へT氏と向かう。天候は快晴で撮影には何等申し分ない絶好のコンディション!だった・・・最初は。

 飛鳥山に到着すると、天候はどんよりと絶好の曇り空、黒味も増して厚みがよーく出ている、撮影には何等の申し分ないほど絶好の悪条件になっていた。

 飛鳥山は桜?が中心らしく木々は芽をつけるのみ、人はほどほどに、気温は低く身震いしてしまう。とにかくライカのフイルム装填からT氏より手ほどきをうけ数枚撮ってみる、最近F3のAEに慣れてきたせいか手のかかる機体に悪戦苦闘する。
 よくみれば露出計のシャッター速度とライカのシャッター速度が微妙に違っていることに気づく。果たして無事に写るのか?とおもいつつも被写体を探す。

 が、時期としてこの地は早かったという結論に至り、近くにある六義園へ移動をする。が!天候はますますあやしくなり、ついに小雪が舞い始める始末。それを見ていたT氏は「天気予報はれだったよな??」と首をかしげる。撮影どころではないので、近くの喫茶店で時間をつぶし、天候の回復に期待をかけることに、予定外の時間ではあったがそこで「ライカ」についての知識や経験談を聞く。またライカ購入費用捻出として最初に買ったフィルムカメラ、コンタックスG1を売却するためT氏へ委託する。ややさみしい気持ちではあったが、レンズ3本とともに、使ってもらえる人へ行くことを願う。

 そうこうしていると、一転太陽の日が差し始めたので、フル装備、気合満点で会計を手早く済まし店をあとにする。

 六義園は小さい頃よく来ていた庭園だったが、最後から14年近い間隔はやはり長かったようで、ほとんど覚えていなかった。唯一、小川に掛かる5メートルくらいの大きな一枚岩二枚が並んだ(水面から高さが少しある)橋だけは覚えていた、その橋は当時怖くて怖くて渡れずにいたとき、親が「ビクビクスンナ!おとこだろ!」と怒鳴ってきて、泣く泣く渡った橋だった。むろん今となっては余裕で渡れる。内心笑った。

 先にも書いたが、所有している露出計とライカの速度は数値が異なる、なので計算と勘で絞りとシャッターを組み合わせる、もちろん露出計の数値を基準にするので大きな間違いは防げる(はず)とは思っていたが、かなーりアナログチックなやり方に面白さがでてくる。

 結果として、露出上の失敗はなかった。ロシアレンズも予想想定以上によく、全体として及第点。

 今後しばらく試行錯誤が続くだろう。


バルナック型ライカ ⅢA

2005年03月12日 | 南瓜の独り言

先日顧客より「ロシアレンズのボケ味はすごい」というレクチャーを熱烈にうけたことから昨日までロシアカメラについて調べていた。母子ーもレンズも結構安く3~4万くらいあれば最低限は揃うとの値踏みもあったため、見に行こうと計画し、時折りよく有楽町で「中古カメラ」の販売会が催されていることから、これと新宿等の店を織り交ぜて回ることで何か収穫を期待していた。
 
 だが・・・Lマウントについてはなんらの知識も無いし、NIKONいがいはわかんなーい!といった状況なのでT氏の携帯へ連絡を入れる。すると、T氏余り乗り気ではない様子、というのはそれくらいの予算を出すのであれば「ボディーだけでもライカにしたほうがいい」という考えかららしい。とにかく話し合うという意味と、ライカを触らせてもらうという趣向で「小石川後楽園庭園」へ集合となる。

 しかし・・・天候がすこぶる悪く、庭園もメンテナンス?なのか池も水位が低く、木々もさびしい、梅の名所のはずがなんとなくさびしい風景になっており、撮影実体験は30分で終了。近くの喫茶店で遅い昼食を食べながら談義となった。

 「ボディーで6万、7万くらいでレンズをロシアにするなら5千円前後かな?」という価格面と、「あなたはどうせ飽きっぽいんだから、最初ケチらないでいいのを買っておいたほうがいい」と本人以上に本人を知っている意見が出る。
 
 そして結局CONTAX・G1とそのレンズ群(3本)を売却してこれを元手にライカ(バルナック型)へ買い換えることにし、またT氏も先々月購入していたCONTAX・ARIAのレンズが50ミリ一本しかないのでズームレンズをみたい(すぐにでも買いたい)意向もあり一路新宿へ向かう。

 ショーケースにバルナック型が十数台綺麗に並べられており、T氏が所有する型式もあった。その中でⅢAともう一つが目に入り実際に手にとって確かめる。T氏のに比べると軽いものの、状態は良く、値段も52000円と意外と安かったので(ⅢAを)購入する。
 T氏はM型の購入を計画しており、私がⅢAを見ている横でM型を出してもらい違いなどを店員さんと談義していた。彼がM型を購入する日はそう遠くはないなーと内心思う。(レンズはその後近くのロシアレンズを扱う店で購入、合計で6万円、当初予算が10万円だったのでいい買い物だった。)

 にしても・・・S井さん(T氏のカメラの先生)に所有しているNIKONのFシリーズを見せた折「なぜFからF4まで所有するのか?」とか興味をもたれてその真意を聞かれてたさいに「ライカは買わないのか?」とも聞かれており、「お金がかかるのでNIKONで一杯です。ライカは手をつけるつもりもありません」と言い切っていたが、次回会うときにはこのⅢAの存在が知られているのだろうから、なんと言おうか・・・・。そしてデジタル一眼レフはまた遠くへいってしまった・・・。


 明日はカメラテスト!冬の嵐のようだが突き進めライカ道!?

ちなみにⅢAは1939年製らしい、昭和14年頃・・・・。激動の時代をこの子は見てきたのだろうか?と思う。