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久しぶりに写真部を活動させるということで、江戸東京たてもの園へ向かう。
ちなみに江戸東京博物館の別館との扱いだそうですが、規模はこちらの方が
数段上です。
写真部としては3回目の撮影。きまって秋口というのは偶然か?とおもいつつ、
中央線武蔵小金井駅へ集合。この駅周辺は再開発が行われており、駅前では
新しいビルが建設され、サイゼリアなどがオープンしていた。
本来なら園内の高橋是清邸が食堂として営業されているので、そこで食事をと
るのだふぁ、新しく建った建物内で食事とコーヒーを楽しんでから向かうことに
する。(これが後々正解となる。高橋是清邸宅の食堂は今年の3月で閉店して
いた。)
周回バスか路線バスかタクシー、がんばれば徒歩も可能な距離ではある。
ただし周回バスで行くと結構遠回りになることが今回わかった。
さて撮影である。シルバーウィークも終わりということで、丁度よい位の人の入
りで撮影は快調にすすむ。
ただ、次々に異なる建物内に入るものであるため、正直靴の履き替えがめん
どくさい。よゆうがあればはき替えのしやすいサンダルを用意するとかなり便
利であることは断言できる。
南瓜が好きなのは、板橋区常盤台にあったとされる写真館の移築物。待合室
や作業場など、土門拳の自伝とかででてくるむかしの写真館(昔は写真を撮る
ことは高価なもので贅沢なものであった。)がかさなり実に面白い。
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※写真館
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※写真館作業場?
次に興味が惹かれるのは、今で言う立ち飲み屋(銭湯の隣にあり、鍵屋とい
う屋号のれんがかかっている。)いまこういう店が開けたら流行るだろうなーと
思う。
銭湯は、時折TV、雑誌等にも紹介される有名なもの。懐かしいつくりとペンキ
絵に目を奪われるが・・・カラン(水やお湯が出る蛇口)の間隔が、ちと疑問。
水とお湯の蛇口2つで1組のペアなのだが・・・間が空きすぎて実用的でない。
もしかしたら移築時に、はっしょったのかなと思う。(この蛇口の話は次の日
に思い掛けないところで解決する)
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今の建物は殺風景で面白みがないが、ここにある建物は趣向を凝らし、知
性を感じうるものである。そして時代もあるがせいぜい3階くらいの高さであ
り空がある。
今の都心は見上げれば建物であり、空が本当に少なくなった。忘れ去られて
しまったゆったりした時間がここにはあった。