古い街並みが遺る場所を求める撮影で今回はレンガの街
として銘打ってる深谷市を訪れてみた。
※この話は2回訪れており写真は2回分で構成されてます。
尚、深谷市はJR高崎線で上野から80分くらい、時間によっ
ては快速アロー号(普通切符で乗れる)を利用することでもう
少し早くアクセスが可能。
早速駅舎から始まる外壁レンガ作り、東京駅を思わせる。
そして駅前のカラクリ時計、ゆるキャラで人気が高いフッカーが
回転台に乗ってのお出迎え。ある時刻になるとフッカが一旦
下がり、ゆかりの偉人渋沢栄一の像が出てくる。
なかなか凝ったつくりなのだが最初これ誰?と思った。
ひとまず駅を背にして西側方向からぐるりと楕円を描くように
歩き出す。
さすがに煉瓦の街と銘打ってるだけあって蔵もレンガ作り。古い街並みには、
蔵が付き物なのだが、深谷に至っては少し勝手が違う、レンガが外壁に使
われている。全部煉瓦で覆っているものもあれば漆喰との組み合わせも
あり意外だった。
↑ 味のある銭湯。看板文字の擦れ具合と錆がいい。
こうして歩いていると北方向に煉瓦の煙突がチラホラ見えてきた。
最初は煉瓦工場だろうかと思ってたのだが・・一本の立派な煙突が
見え始めた時それが違うことに気づかされる。
酒蔵だったのだ。それにしても立派だ・・・・。
残念ながらその場で調べてみると酒蔵見学は予約制と
HPに書いてあったので外観撮影を行う。
この煙突含めて三軒あったのだが酒造の中でもこの
菊泉酒造の煙突は赤煉瓦に白煉瓦で文字をとり、飾り
傘が付いて立派。
夜になるとライトアップもされてるらしいが、滞在時間の
制限から昼間の撮影になった。
初回の時は曇り天が幸いして昼間でも北側からも光が
よく回ってきて撮影出来た。
2回目の時は晴天になったため、南側からは青空に堂々
たる姿を収められたが北側は逆光で15時くらいまで厳し
かった。
尚余談だが。初回の時はここの売場で生酒を2本買い求
めた。これが旨く再度買いついでにと2回目の時は純米酒
を購入した。純米もいいが生酒が美味い。まだ高いのも
あったが後日また買い求めに行こうかと撮影仲間と話しつつ
日本酒をしょって撮影を続行した。(初回の時、話好きな
酒蔵の男性が煙突について教えてもらったのがいい思い出笑)
こうしてレンガだけではなく酒造の街でもあることを知り、歩き続
けると。2軒目の酒蔵が見えてきた。
今度のは随分と・・・痛みが・・・というのもここの酒造はもうやってなく
映画館とか古本屋や喫茶店等でリメイク中だった(中に入れる)
旧街道にでると入口があり深谷本舗と看板が立つ。内装工事中
ではあったがすでに開業営業している店がある。
初回の時はまだ工事中!という感じがあったが一か月後の2回目の
ときはだいぶ片付いて綺麗になってた。当時の面影がのこるものは・・
ということで電源ブレーカーにシャッターを向けてみた。
↑ もう一軒の酒蔵、綺麗な販売所もあった。一本裏道から入り
玄関付近までいくと煙突の全景が撮影できた。なお南西向きに
なるから晴れると逆光かな・・・。
さて、見所というと失礼かもしれないが、旧中仙道沿いに歩くのがよかった。
ガイドブックではないが宿場町を歩く時は旧街道に歴史在りは過言では無く、
新街道は現役過ぎてチェーン看板が軒を連ねてどこにもある景色になる。
半世紀も経てばそれもひとつの景観になるのかもしれないけど、その時は
撮影をしているかな・・・
また17号線を超えると新しい街並みと、大きな農家が混合する。題目の
古い街並み撮影やレンガ、酒蔵は17号線より駅側のエリアで旧中仙道
付近にある。
↑ 袖を持つ旧家屋。川越でもみられたが煉瓦によるものは珍しい。
途中で深谷ベースなるものがあった。旧街道に沿った空き地にベース、
すなわち基地と称するものがある、綺麗な佇まいでトイレも綺麗であっ
たが、イマイチ此処がなんなのか?
二回とも人が集まりなにか話してるのだが、ガラスの向こうの言葉は
聴こえるわけもないし・・・。
↑深谷ベースに駐車していたトラック。フッカちゃんはじめ
農業畜産をPRしているのだろうか
さて、煉瓦に関連して地元偉人の渋沢栄一関連については徒歩で向かったが、
駅から歩いては遠い。(;^_^Aタクシーを使うのがいいようだ。2回とも縁がな
かった。南瓜はゆかりの地まで歩こうとしたが半分辺りで時間切れを察知して
引き返した、観光図だと近いのになあ、ネットで改めて見たら遠いのね・・・。
こうして古い街並みを満喫し撮影を終えた。
最後に一言。ゆるキャラが注目を浴びて久しい中で深谷のフッカーちゃんに
関するグッツをお土産に入手できず残念。
また深谷葱も何処かで手にはいるかと思えば販売にでくわせず、帰宅してから
近くのスーパーで深谷葱を買うというオチ。調べると随分と幅広なきしめんもどき
のウドンとかあるみたいだし、まだまだ見るとこはあるようだ。