Action is my middle name ~かいなってぃーのMorrisseyブログ

かいなってぃーのMorrissey・The Smithsに関するよしなしごと。

仙台でモリッシーが投げた赤シャツ解体ショー

2012-04-20 23:17:24 | Morrissey Live

仕事もしなきゃ&寝なきゃなのですが明日にはもう川崎公演なので

今日中にもういっこ書きます。何回もすみません。

 

モリッシーが「Let me kiss you」くらいで脱ぎなぐって

場内に投げ込んだ赤シャツのことです。

 

1階席中央あたり…良いおとなたち、たぶん10人くらい?で

ひっぱり合いの大変なとりっこになったのです!!

誰も一歩も譲らず。。。

そのまま赤シャツが裂けてみんな持ってければよかったのですが、

 

こちらモリッシーのお気に入り、

お仕立てのよろしいイタリアのメーカー

Angelo Galassoのものなのです。

 

あのカラーシャーツやフリルなシャーツもみんなそう。

ロンドン、ミラノ、モスクワ、ニューヨークに店舗があります。

ほら、よく着ている。

背中のマークが見えますか?

 

だからやすやすとは破けない!

52歳の中年男性が脱いで投げたシャーツを、

とりあいっこする、よいおとなたち

愛ある空間でも、むき出しのエゴイズム炸裂!!

 

しかし、その中のH美さんの「みんなでわけよう!」

という鶴の一声で冷静になり、勢い、かいなってぃーが

終演まで責任を持ってあずかるという特命を受けることになりました。

 

責任重大…

そして…にぎっているだけでシャツから漂ってくる、

加齢臭、じゃなかった華麗臭。

いいにおいすぎます!!

まわりの人たちとも一緒にライブ中なのにクンカクンカしました。

 

終演後、赤シャーツをにぎる責任重大なわたし…スタッフの方に

はさみを借りました。

「モリッシーわかち愛隊」のみなさんで平和にわけっこするために

この高級なおシャーツにはさみを入れるのです!

H美さんが「元の形も撮っておきましょう」と撮影してくれました。

 

<Before>

 

<After>

(かいなってぃーがいただいた、首周りロゴつきの襟)

 

必死に赤いものにはさみを入れて小間切れにしていくその様子は

まるで「マグロ解体ショー」でした…

 

(★参考画像:マグロ解体ショー)

 

それで良いおとなたちが

「袖ください!」「脇ください!」「襟ください!」

とわけっこして(繁盛の雰囲気、さながらlike a 築地市場)

クンカクンカにおいをかいでいる・・・

 

モリッシー愛という名のもとに…

 

どんだけ変態なんだWWW

 

しかし、解体ショーのおかげで、

10~15人くらいの間で、平和にわけっこできました。

 

それにしてもモリッシーのシャーツの良い香り…

オリエンタルというか白檀のようというかそれでいて

ヨーロッパっぽい。

(終演後においをかいだM子嬢によると「お寺のにおい」W)

 

H美さんによるとモリッシー愛用のこの香りは

通称「ギャルソンのアヴィニョン」

 

Comme des Garcons Series 3:

「Incense Avignon Eau de Toilette」

 

わたしの取り分のマグロの切り身、じゃなかった襟からがまだ香ってきます。

このモリッシー臭を失いたくないわたしはジップロックに格納いたしますた。

ますます「生もの」的な扱いwww

 

時々ジップを開けてはクンカクンカ♪

やっぱ、

どんだけ変態なんだwww 

  

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モリッシー in Zepp仙台 2012.4.19

2012-04-20 18:37:08 | Morrissey Live

モリッシーの2週間にわたる日本ツアーの幕開け、Zepp仙台公演。

何があったかを記します。自分のためです。

開場時間の6時に行くと、一緒にモリッシー奇跡の邂逅を果たしたKenta君が

自腹で箱買いしたグラジオラスの造花を配っていた。

わたしはライダースを脱ぎ「MOZ」Tイチで寒くて震えていたけど

すでにオーディエンス間に流れだす「UNITE」な雰囲気。

ツイッターのモリッシーフレンド、モリッシーな雰囲気の王子様フリルシャツで

いらっしゃったリグレット君にも無事会えた。

入場と同時にステージ最前列ど真ん中、リグレット君の隣に猛ダッシュ!!

 

うわーーーーーーーこんな近いの、ここに来るの、と気が狂いそうになり

ながらふたりで世間話。スゥエーデンから、今回のモリッシーのアジア・アメリカツアーを

追っかけているジョアンナたんとも世間話。世間話世間話世間話。こんなに

贅沢な場所でする世間話ってはじめて!!

 

6時45分頃よりステージにはモリッシーお気入り映像が流れ始める。

ショッキング・ブルーのMighty Joe(わたしがツイートしたのはこの映像)

モリッシーと同じく動物愛護運動に熱心なブリジット・バルドーtの

Bubble Gum、フランソワ・アルディといったフレンチカワイ子ちゃん系

そしてスパークスのNever Turn Back On Mother Earth、

そしてにゅ、にゅ、ニューヨーク・ドールズのI'm Looking For A Kissで

かいなってぃーすでに大興奮!!


NDの後、おなじみLipsynkaの雄たけびが始まった。

そしてちょうど7時に鐘が鳴り…開演の合図!!ぎゃーはじまる~~~!!

モリッシーは黒のラメラメカーディガン。キラキラ十字架を2つもぶらさげている。

ボズは…ボズ子!!化粧ノリがあんなにいいなんて!!確かに駅で会った時

つるつるむき卵みたいだった。

そして、ほかのメンバーは上半身裸。胸に「男」と書かれている!!!!

モリッシーは「こんにちは」と日本語であいさつし、すっごい遠くからわざわざ来ました、と言い

始まった曲はなんとなんと

Everyday is like Sunday!!

じゃなかった、後から気付いたのですがEveryday is like Sendaiを演奏し始めた。

セットリストにもそう明記WWW

 

「奇妙な白い粉」シーンでは、体中に手を這わせ「あ~いやだいやだ!」というふうに

手を払いのけるパフォーマンスつき。やだよね!ほんといやだ。ほんとにいやなものを

歌わせたら世界一のモリッシー!!!

そして2012年のツアーではだいたい最初にやっているFirst of the gang to dieが

始まり、と私の死ぬほどスキスキソングたちが続き…

Black Cloudの間にこのライブで初めてモリッシーの手も握ってしまった!

実は今回のライブの間でもう数え切れないくらい、10回前後触れることができた。

 

両手を伸ばし、体をこれ以上ないくらい伸ばし、

握りしめたグラジオラスまで使って彼に、1mmでも近くに近づこうとすると

ちゃんと手を差し伸べてくれる。握り返してくれる。

それをあっちに行きこっちに行き、一方的な「ライブ」というより、本当に

「モリッシー触れ愛フェア」だ。

声に触れ、彼の感情のすべてに触れ、指先に触れ…ファンみんなはモリッシーの愛に触れる。

みんな狂ったように「モリシー!モリシー!」と彼の名を呼び続ける。

モリッシーが「イエス!」「ハイ!」「ホワット?」といくら応えても呼びかけ続ける。

なぜならモリッシーが目の前にいるからだ。人物がいるだけでなく、

モリッシーの「愛」が見えるからだ。

モリッシーという「愛」を呼んでいる。

そこいらじゅうに「愛」しかない、「愛」が可視化された空間。

このいまの世の中でこんな場がほかにあるだろうか?

 

 

仙台ふうに言うと「牛タン喰うな」ソングMeat is Murderの途中で消えた彼は

薄いパープルの服にお着替え。スミスからの曲はアンコールまで含め5曲を演奏。

ファンも多いPlease Please Please~でのモリッシーは「静寂のドス」がきいていた。

あまりに静かなゆえにむしろ体感的にはラウドに響き渡る、断末魔の祈りみたいな歌。

苦悶の表情が忘れられない。モリッシーの歌う絶望と枯渇。それらがどのくらい

「本気」かが直接脳内にプラグインされてくる。

let me get what I want 「this time」・・・は、わたしの頭の中では「tonight」

に置き換わった。

そしてその次のLet me kiss youくらいだったか…

またまた着替えていた赤シャツを脱ぎ捨てた。

(ここからのお写真は、おとなりのリグレット君が

目の前の屈強セキュリティガン見攻撃を突破して撮影したもの!!

即行の画像ご提供どうもありがとう!!感謝します!!)

 

この赤シャツは会場内に投げ込まれ・・・(この後のことはまた別途書きます。)

 

その後また白いシャツに着替えて再登場し南米公演でもチャカポコ感で「ドグラマグラ」を

超えていたI will see you far off placesを演奏し「サヨナラ!」と叫び去っていった。

わたしは男性の「脇汗じみ」だけでなく「胸板汗じみ」をはじめて見た!

アンコールでは黄色いシャツにお着替。Kenta君が持ち込み、そのおともだちが投げ込んだ

「日の丸」を腰に巻きつけた!!

関取の「化粧まわし」状態!!日の丸を腰に巻きいた彼は、

「これからどこへ行っても、何が起こっても、けっして忘れないで」

と言った。わたしは「ネバー!!!!」と叫んだ。

 

あ、モリッシーが「とっても悲劇。ボズはビール飲み過ぎて階段から落っこちて

死んじゃった。ここにいるのはとってもきれいな芸者でつ!」と語った

ボズさんのいる写真も↓

 

はっきり言ってこの仙台公演は客の入りが悪かった。

しかし、その「セールス」の成功・不成功とは別の次元の

「すっごいもの」が行われた。その場に居合わせてしまった。

 

こういうものがあと何回も、この日本列島で続くのである。

絶望も希望ももうなんの意味ももたない、今の日本に、

モリッシーが「その先に見るべきもの」を提示しにやってきた。

もう、こっから先はあたしの話なんて意味をなしません。

自分で見るしかないのです。

いろんなご事情で、行くかどうか迷っている方もいると思います。

モリッシーのライブを見てみてください。

 

本当に、それだけです。

 

コメント (2)
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