山が燃える

　山が燃えているのは天城越えでは無く奈良の若草山です。というわけで若草山の山焼きを見てきました。
　奈良市内にある若草山はその名の通り、遠目から見たら芝生のような若草に覆われていますが、これを維持するために毎年この時期になると山に火をつけて燃やします。同じ火を使うのでも京都の大文字焼とは違い、本当に山を丸ごと焼いてしまうというなかなか豪快な行事で、全国的には知りませんが、関西ではそこそこ名の通ったイベントなんです（詳しくはここを見てください）。
　今年はキャラだけが有名な平城遷都祭りで例年よりも大規模になると言う話を聞いたので、物見高い私は奈良市街地の友人宅まで出かけていって見てきました。たいして高い建物が無いおかげで普通の二階建て住宅からでも十分見えるんですが、何よりもコタツに入ったまま見えるというのは贅沢で良かったです。ただ、行事としては本当に山が燃えているだけなので、イマイチ盛り上がりにかけますね。むしろ前座の花火の方がメインイベントぽかったです。
　映画『迷宮の～』で京都の奥地の山が一つ燃えてしまいますが、実物の燃える山とは当然ながらちょっとイメージ違いますね（笑）