あれもこれも

灰原中心二次創作サイトの創作人によるあれこれ日記。何かありましたら「拍手」からどうぞ。お礼は名探偵コナンの小ネタ三種類。

シェリー様の秘密 (劇場版ルパコナ感想)

2013-12-08 01:55:28 | 感想(アニメ等)
 今日行っとかないと年内は無理かも…というわけで劇場版ルパコナを見てきました。直前までまどマギ三回目鑑賞と悩んでいたんですが、まどマギがちょっと時間てきに厳しい事もありルパコナにしたんですが、いやもうこれが大正解!行って良かったです。

 というわけで以下はいつもの様にネタバレ全開の感想につきご注意を。なお今回はいつもの5割増しで壊れております。


 今回の劇場版ルパコナ、前情報から今回はすごいらしいとは聞いてました。早く行くべしとも聞いてました。私も言います。アレは見るべき!早く行くべき!行って悔いなし!!でございます。ええ、もう何が素晴らしいって哀ちゃんが素晴らしいんですよ!
 
 といきなり興奮してしまいましたが、哀ちゃん的にはまことに美味しいシーンが満載でした。鑑賞直後にtwitterでも呟きましたが端的にいうと
 ピンクルパン好きで、阿笠親子を愛し、哀ちゃんを愛し、コ哀夫婦を愛し、相棒コ哀を愛し、志保さんを愛し、シェリー様を愛し、バイク乗りな私、大勝利!
 ということです。
 最初は博士と探偵団の世話をしつつコナンのサポートというそれはそれで素敵なポジションだったのですが、真骨頂は後半一時間ですよ。いや~もうすごかったです。哀ちゃんの魅力満載な後半でした。私改めて哀ちゃんに惚れてしまいましたよ。

 映画全体としては前回のTVスペシャルと同じでルパンワールドが基調だと思うんですが、そのおかげかルパンシリーズの小ネタが随所にちりばめてあって、ルパン好きにはこれも嬉しかったです。歴代のゲストキャラがモブに入ってたり、武器についての設定がさらっと出てきたり、終始ニヤニヤさせていただきました。
 しかも今回のルパンは赤ルパンに少々ピンクルパンテイストというキャラ付でハードボイルド好きな私としてはとても好みでした。前回の回想に出した緑ジャケットを今回は全く出さずに赤のみというあたり公式の「わかってるよ」感が素晴らしいです。TVスペシャルでは「愛のダ・カーポ」が好きなので今回のルパンと不二子の関係がとても好みですし、「パパ」こと次元も大活躍でルパンチームについては文句なしです。

 キッドに化けたルパンが宝石を盗む冒頭部は迫力もあり、顔見世的にも面白かったもののそれからずっと「いつキッドが出るのか?」というドキドキ感を味あわせてくれるという演出も楽しかったです。結果的にはラストのオチに全部持っていかれるんですけど、これはこれでルパンらしくもありキッドらしくもありで良かったです。ある意味一番おいしいとこを盗んでいくのがキッドという、ね。あとコナンのスケボーシーンに流れたコナンのテーマのアレンジがカッコ良かったですよ。今までで一番好きなアレンジかもしれません。
 
 そしてお互いのキャラ紹介をルパンチームをコナンが、コナンの事をルパンがというのもVS企画らしくていいですね。お互いのキャラ付がはっきりした紹介でした。
 
 事件やストーリーはとても単純な話なのですが、その分テンポと次々に出てくるキャラで勝負というまさにお祭り映画でしたが、映画ならではのこういうのも良いなあと思いました。今回はルパンシリーズは積み重ねた歴史の小ネタで勝負、コナンシリーズは多彩なキャラで勝負、という感じでしょうか。人数が多いのでそれぞれのキャラの立ち位置が意識されたからか、どのキャラもブレが無くてその分みんな見せ場がしっかりあって良かったと思います。ファンの望むところに期待通りのストライクを投げてきてくれたという作品でした。そして名シリーズを二つ重ねてストライクを取りに来た作品が面白くない訳はありません。本当に面白かったですよ。
 

 それぞれのキャラとしては前回もですが今回の蘭も良かったです。強くてしっかり者で情に厚くて優しくて、蘭の本来のそして私が好きだったころの蘭でとても好感が持てました。「新一…」さえなけりゃ本当に良い子なのになあ、とつくづく思いましたよ。
 それから園子、ちょっとおっちょこちょいだけど憎めない蘭の親友は今回も良い女でした。
 あと佐藤刑事も良かったですね。仕事のできる敏腕刑事が久々の復活です。高木が絡まなきゃ素敵な女性なのに…とこちらも思いました(というかどれもこれも原作で変な恋愛エピソードで残念になった被害者の会みたいになっちゃってますね(苦笑))
 博士と探偵団も可愛かったです。いつもみたいに変にコナンの引き立て役みたいじゃなくて活き活き動いてて、それが良かったよ思います。そして彼らを見守る哀ちゃん。まさにお母さんですよ。なんかもう博士を大事に思ってて探偵団を可愛がっててもう最高ですよ。その合間にコナンのサポートをしてなんですか、もう全員家族で良いじゃん!とニヤニヤしながら見てました。
 このあたりの哀ちゃんもそれはそれは良かったんですが、一方で気になるのはあの予告カットのお風呂です。そう不二子ちゃんと哀ちゃんの入浴シーンです。お風呂です(大事なことなので三回言いました)。なかなか哀ちゃんと合流しない不二子ちゃんにヤキモキしていたらついにその時が!しかも探偵団の子供達と引き換えに不二子ちゃんの所に行くというシチュエーションがまた哀ちゃんらしくて良いじゃないですか(落ち着け)

 ということで不二子ちゃんと合流した哀ちゃんですがここからがもう神懸り的な素晴らしさでしたよ。もう私はひたすら哀ちゃんの名シーンの数々を目に焼き付けましたとも!!
 まず例の入浴シーンですが哀ちゃんのことを「シェリーちゃん」と呼ぶ不二子ちゃん。なんとも意味深なシーンです。子供になったことをからかったり最初は不二子ちゃんのペースですが、哀ちゃんがやられっぱなしで終わるわけがありません。一緒に組んでAPTXを完成させようという不二子ちゃんにビシッと言い返す哀ちゃん。
「昔の貴女はそんな女じゃ無かったでしょ」「女がわかさにすがっちゃおしまいよ」
良い!良いよ!!格好良いよ哀ちゃん!!!
 そんな哀ちゃんとの会話に昔を自分を取り戻した不二子ちゃんが不敵に哀ちゃんを誘います。そして当然それに乗って江戸川の元に向かう哀ちゃん。この辺りで私は真面目に「もしかしたらこの映画で萌え死ぬかもしれない」と覚悟しました。もうね、哀ちゃんと不二子ちゃんは二人で組んで世界中をまたにかけて大活躍すれば良いんですよ。きっと最高のコンビになると思います。
 
 いろいろコナンがピンチになった時に颯爽とハレーにのって現れる哀ちゃんと不二子ちゃん。哀ちゃんがハンドルとクラッチとアクセルを担当して、不二子ちゃんがギア担当ってこれに燃えずしてもう何に燃えろと言うんですか!?(ここは萌えじゃなくて燃えです(きっぱり))私のテンションはすでにマックスですとも!!
 コナンがのった飛行機を迎撃しかける不二子ちゃんを止める哀ちゃんに「APTXの秘密を教えてくれたら迎撃しない」と持ちかけられて「わかった」と即答する哀ちゃん。そしてすかさずギアチェンジを要求。そして…
 シェリー様はハレーに乗ってた!シェリー様はハーレーに乗ってた!!シェリー様はハーレーに乗ってた!!!
なにそれ!すっごいカッコいいじゃないですか!!!組織時代にはアメリカでハーレーかっ飛ばしてたんですか志保さんは!!!それってきっと明美さんには内緒だよね。心配しちゃうし。でもって今でもバイク乗れるよってことだよね。だったら平次とデートする時はタンデムじゃなくてツーリングできるじゃん!!ああああ!どうしよう!!!(落ち着け)
 いやあ、まさかルパコナでこんな大事な設定が明かされるんて思いもしませんでした。侮りがたしルパコナ。
 
 その後いろいろあって海を漂うルパコナを助けに現われた潜水艦の中にはルパン一味+哀ちゃん。コナンを迎えに行くのは哀ちゃんの仕事なんですね。そうですか。そうですよね。今回も前回もいつだってコナンが助かったのは哀ちゃんのおかげなんですから、今週のサンデーに出てたバッグでもなんでもコナンはひたすら哀ちゃんに貢げばいいと思います。
 でもせっかくだから哀ちゃんもあんな探偵小僧捨てて、そのままルパン一味に入ればいいのに。
 と思ったのはきっと私だけではないハズです(笑)

 というわけで今回の劇場版は哀ちゃん的に全く素晴らしい作品でした。公式様ありがとうございました。

 全体の総評としても最初に書きましたが非常に良い作品だったと思います。やっぱり貫録の差でルパン一味の方が一枚上手だったと思いますが、でもコラボ作品として見事に成り立ってましたし、コナンのウザさが引き立てる次元パパのニヒル&ダンディーも前回同様良かったです。最後のルパコナコンビよりも私は次元とコナンの親子コンビが好きです(笑)
 とにかく観客を楽しませるというのを第一義に考えたエンターテイメント作品として最高の出来だったんじゃないでしょうか。最高のエンターテイメントを思う存分楽しませていただいた興奮で一杯です。
 
 さすがにもう次回はないでしょうが、このクオリティをぜひ次の劇場版でも維持してほしいものです。
 






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2 コメント

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最上のエンターテイメント (ハル イズミ)
2013-12-09 23:21:30
確かにあれは最上のエンターテイメントでした。
ルパン・コナン双方のファンのツボをくすぐるリアクション・セリフ・展開。そしてお約束。
ぶっちゃけ両作品のノリとお約束を上手い感じにラッピングした作品ですが、さすがスタッフの皆さん分かってらっしゃる。
そして灰原さん。灰原さん。かっこいい灰原さん!
二つの世界をつなぐのはかっこいい灰原さんと、色っぽい不二子ちゃん。そしてあの親子!
いやあ、素晴らしかったですね!
(暴走失礼しました)
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ですよね (覚蓮常)
2013-12-14 23:14:08
>ハルさん
まさに楽しむために作ったお祭り作品の面白さが詰め込まれた「いやあ映画って本当に素晴らしいですね!」という作品でしたよね。

二つの作品の良さを上手く使い分けていたので違和感も無くて、本当に最初から最後までワクワクしながら見れました。その上、哀ちゃんがカッコいいし、哀ちゃんが凛々しいし、哀ちゃんが素晴らしいしでいうことなしですよ。

すでにまちがいなくBDを買う決意は揺らぎ無いものです。

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