衝撃

　人生初の腹筋がつるという体験をしました。無理な体勢で腹筋に力が入ったと自分でも思った瞬間、走る笑劇もとい衝撃。力が抜けつつ痛みにもだえるという滅多にできない体験をしました。人間がつるのは足だけでは無いようです。


　それでは以下は自分だけリア充な轍平は爆発しろ！と竜ちゃんと琴音姉さんは思っていい今週のサンデーの感想です。

　
　すでに記憶の中から大部分が飛んでしまった吸血鬼編が終わって待望の新シリーズがスタート！と言いたいところですが、衝撃の内容に様々なバレが飛び交う中、恐る恐るサンデーを入手してまいりました。内容がアレだということで帰宅してひっそり読むつもりが、絶チルのスピンオフアニメのピンナップの裏にあるガンダムの広告を舐めるように眺めているダンナからサンデーを引きはがすために、ポスターを分離して分け与えるという行動を経ていざ本編へ！

　というわけでやっぱりいろいろとアレな内容だったため、今週のサンデーは主に江戸川君に対して非常に厳しい内容になっていると思われます。ご注意くださいませ。

　公園でサッカーをする少年探偵団。Jリーガーにお誘いを受けるほどのサッカーテクニックを小学一年生相手に存分に披露する体は子供・頭脳は（自称）大人な江戸川コナン（自己申告精神年齢17歳）くんが相変わらずに空気を読まずに点を入れては子供達に冷たい目で見られるというある意味この先を暗示するスタートです。
　そんな彼に頭脳プレーで対抗する哀ちゃん・元太・光彦チームですが、そう言えば先日発売になった昨年の映画『11人目の～』では見事なキックを披露してくれた哀ちゃんですから、このチーム編成では中心になるのは当然の事、比護さんが得意な無回転シュートもばっちり会得しているようです。流石です。というわけでとりあえずここは比護さんが阿笠邸の庭で志保さんにサッカーを教えるシーンを妄想しろというお告げだと勝手に解釈してニヤニヤしておきたいと思います。
　と思ったらまさかの空振りをして見事に転んでしまった哀ちゃんですが、そこに声をかけるジェントルマン光彦、やはり彼は出来る男だ、と思ったいたらまだまだこんなものは序の口だったというのですから、今週は全く恐ろしい話ですよ。
　転んだのは猫がいたからでこれまた動物好きの哀ちゃんらしいエピソードです。猫を抱き上げてにっこりほほ笑む姿も可愛いです。哀ちゃんと歩美ちゃんが仲良く動物を可愛がる、それだけで私はごはん3杯はいけちゃうくらいごちそう様なシーンです。
　急に走り出す猫にひっかけられて解れてしまう哀ちゃんのセーターですが、これがまた手縫いだそうですですよ奥さん！（誰だよ）きっと博士の分やキッドの分もそっと編んだりしてるということですね。つまりここは博士との疑似親子っぷりとキ哀を妄想しろというお告げなんですね。
　そして猫を探しに行って冷凍車に閉じ込められてからのまさかの超展開、哀ちゃんのセーターが解れて無くなってしまうという、もう血迷ったのか彷徨ったのか酒に酔ったのか分からないというかこれからこの漫画がどこに行こうとしているのか分からない展開に唖然、呆然、悄然です。
　これってあれですか？30年くらい前のラブコメですか？それと現在サンデー誌上もっともやけっぱちな設定の「正しいこどもの…」へのオマージュですか？あ、あれですか、同人ネタでよくあるこのあと人肌で温めるっていうアレ…なわけあるかよ(-_-#)
　これやって面白いのって本当のラブコメだけですし、そう言う意味では蘭と志保さんと新一で話が回ってる時でないと全く意味が無い設定だと思うんですが。いや、もうこのネタ何のために仕込んでるのか全く意味が分かりません。いやあ、この前までのシリーズでニンニクオチがやりたいためだけにヒロインとヒロイン格のサブキャラにひたすら無意味に餃子を食べさせ続けた力技をしたら何も怖いものは無くなるものなんですね。
　
　そして最も問題なのがその後の江戸川の態度です。下着姿になってしまった哀ちゃんにライトを照らすのは、まあ認めましょう。ムッツリなエロ川ですからそれくらいヤツは平気でやるはずです。しかしその後ですよ。
お　前　何　で　哀　ち　ゃ　ん　を　そ　の　ま　ま　放　置　し　て　る　ん　だ　！？
　犯人の二人組が怪しいからって他の重要事項が見えなくなるって、トロピカルランドでジンに殴られてAPTXを飲まされた時の反省はゼロなのか！？そうかトリ頭なのか！？アホなのか！？お前の頭の中は目の前の事件＞＞＞蘭＞＞＞＞越えられない壁＞＞＞＞＞＞その他か！？
　
　スイマセン、わたくし少々乱れてしまいました。が、まだまだ乱れるますので先にお詫び申し上げます。すいません。
　そしてそんな学ばない男江戸川コナン（自称精神年齢17歳）をしり目に、さっと自分の上着を脱いで哀ちゃんに渡すジェントルマン光彦君（7歳）。いやむしろここは7歳児よりも男として終わっている工藤新一＠探偵さ17歳というべきでしょう。そして寒くないように猫の大ちゃんを渡す天使の笑顔の歩美ちゃん（7歳）の心配りすらできないという七歳の女の子よりも人としてダメな工藤新一＠探偵さ17歳という現実が余すことなく描かれるという絶望感。
　
　哀ちゃんの扱いとか蘭のキャラクター性の崩壊とか、平次の報われなさとかいろんなことをこれまで言ってきましたけど、この主人公はダメでしょう。どんなに無双でも、どんなに頭が切れても、どんなに諦めず困難に立ち向かおうとも、自称正義の味方なのに男として終わってるヒーロー（しかもギャグ漫画に非ず）に何を感じろというのかを誰かに説明していただきたいものです。

　とにかく来週以降は猫と哀ちゃんだけを重点的に見ていくことにします。犯人？江戸川？誰それ？美味しいの？

　
　ま、いろいろと言いたいことはあるんですが書いていると尽きないので、最後のもっとも言いたいひとことで〆たいと思います。

　車や飛行機の操縦や射撃以外に息子さんにはハワイでもっと教えることがあったと思うんですよ、優作さん！！