私にしては珍しく

　サイトに新作を公開してもらいました。

　今回は新哀でリク作品です。私にしては珍しく事件ものでして、リクの内容を書きますとネタバレとなってしまいますので、読んでからのお楽しみ、ということでお願いします。


　それでは以下は新作テキストについてちらほらとネタバレになっていますので、ご注意を。


　上にも書きましたが、今回のリク作品は私にしては珍しいというか初めての事件ものです。
　「まさかこのリクで事件ものになるとは思ってなかった」と相方には随分と驚かれたのですが、実はリクネタの中ではネタもオチもストーリーもわりと早くから固まっていたのですが、いざ書きだすと何度も書いて止まって書き直しての繰り返しでした。というのも事件ものは相方は何度か書いているのですが、書いてみると普段とは勝手が違い難しかったです。読み手に必要な情報を伏線として出しつつネタバレしないというのも難しいのですが、何よりも苦戦したのは無駄に長くなったり説明が冗長になったりすることでした。
　もともと台詞じゃなく地の文が長くなる傾向があるんですが、推理ものとなるとさらに長くなるんですよね。そうなると自分で読んでても面白くない。そこで基本のストーリーに関係の無い犯人の背景などを全て削ってみたり、それでも当初は短編として書き始めたのが気が付けば中編の長さになってしまいました。中々に難しいものです。
　試行錯誤で書いた今回は校正で目を通してくれる相方の目が本当にありがたかったです。

　さてストーリーは作中、哀ちゃんがちょっと可哀想なことになっているので、罪滅ぼしをかねて甘めの新哀になったんじゃないかと思ってます。あとコナンが抜けた後の哀ちゃんと探偵団の関係を書くのはとても楽しかったです。
　
　これは私の中の勝手なイメージですが、新哀の場合が哀ちゃんが一番乙女だと思ってるんですよ。外見上や社会的立場での年の差がでるからでしょうか、コ哀や新志よりも精神的な新一への依存度が高くなるんじゃないかと思っています。そんな愛らしい哀ちゃんを楽しんでいただければ幸いです。