ロック・ア・コー

　ジンとベルモットで作るのがマティーニなら、ジンとシェリーで作るのがロック・ア・コーです。
　さて、ジンとシェリーの関係というのはコナンの中でもしばしば言及される話題の一つですし、カップリングとしての好嫌も含めていろいろと妄想の膨らむところです。どうやら、ジンとベルモットの間に「マティーニ」の関係はあったようですが、果たしてジンとシェリーは「ロック・ア・コー」の関係にあったんでしょうか？
　
　私はジンのシェリーへの執着や、シェリーのジンへの怯えを考えると全く無関係であったとは考えにくいので、諦めも含めた大人の感情っていう感じで付き合っていたのかなあ、と思ったりしてます。おそらくシェリーとジンに「ロック・ア・コー」な関係はあったでしょうが、シェリーの方はできるだけ恋愛感情は持たないように自分に言い訳をして割り切ろうとしていたんでしょう。
　シェリーがジンに少しでも好意を抱いていたらその後の展開はあまりにも辛いです。ジンはAPTXを人に使用したり、明美さんを利用されて殺されたりとシェリーをずっと裏切ってきたわけですから。
　逆にジンにとってシェリーはどういう存在だったんでしょうか？完全に遊びだったのが思わぬ裏切りにあって、執着しているのか、お気に入りに逃げられたから許せないのか。ジン本人は前者だと思っているけど実際は後者なのかもしれません。
　ところで、実はマティーニは有名ですがアルコール度数も味も結構キツいので万人向けのカクテルではありません。一方でロック・ア・コーは飲みやすくキリッとした味で食前酒などによく利用される味です。ベルモットもシェリーもどちらも強化ワインなんですけど、この違いは面白いなあと思います。そういえばキールもキャンティもワインなんですけど、「女性組織員はワイン」とかいう決まりがあるのでしょうか？
　
　実は先ほど某様が書かれたジンシェリ漫画がすごいと聞いて見てきました。メチャクチャ面白かったです。シェリーとして生きてきた哀ちゃんの強さと脆さがたまらなく辛いなあと思いました。まあそこが私が哀ちゃんに魅かれる大きなポイントではあるんですが。