映画『11人目の~』の感想です。哀ちゃん中心の感想です。
それではさっそく以下からです。容赦なくネタバレしてます。そしてかなりおかしなテンションです。ご注意を。
OPのあらすじ紹介でコナンにツッコミを入れてる時から「今年は違う!」という空気は感じていましたが、ふたを開けてみれば哀ちゃんが完全にヒロインポジションにいました。「今年はすごい」とは聞きながら去年のスーパーコ哀タイムを凌駕することはないとは思っていましたが、今年の方が哀ちゃんのポジション的にはずっと良かったです。最初はOPに「志保さんが出てない」とか「組織と哀ちゃんとの関係が無い」とかちょっと気にはなってましたが、そんな些細なことはもう良いです。そんな説明は要りませんでした。この映画を見れば哀ちゃんの魅力の全てが詰まっているといっていいと思います。
印象に残った哀ちゃんの名場面は今までの映画ならば、すぐにいくつか挙げられましたが今年に限っては多すぎてあげられないなんて、こんな幸せな取捨選択をする日が来るなんて今でも夢の様です。劇場版のスタッフの皆さまには心からの感謝を捧げさせていただきます。ありがとうございました。
ということで取り留めなくなってしまいますが、序盤のサッカー教室でヒデとサッカーをして楽しそうなコナンに微笑みつつ「中身はサッカー小僧ね」みたいなことをいう哀ちゃんに「この分かり合ってる感じ、ご馳走様です」とホクホク観ていたらサンデーで絵コンテバレが来ていた比護さんに頭を撫でられ喜ぶコナンの頭をグリグリのシーン。比護さん登場で冷静さを装いつつ喜んでるところからコナンへの素直じゃない嫉妬までの流れにはもうニヤニヤが止まりませんでした。初登場の頃からは考えられないくらい感情が豊かになりつつも哀ちゃんらしいシーンだったと思います。
組織から脱出してから好きな物や大切なものがどんどん増えてきて、そうして彼女はいろんな感情を覚えてきたんだと思います。比護さんが活躍したら喜んだり、怪我をして後退したらイライラしたり、スポーツ選手のファンであれば当たり前の感情なんですが、贔屓のスポーツ選手ができるなんて組織時代には考えられなかったでしょうから、初めての感覚に戸惑っているんだと思います。ファンとして素直に感情を爆発させる園子とは対照的ですが、でもそれはとても良いことだと今回の彼女を見てそう思いました。
そしてそのイライラを素直に博士にぶつけるのは、同様に博士を信頼しているからであって博士もそれを受け入れているという二人の関係が素晴らしかったです。博士と哀ちゃんの疑似親子万歳!
そしてコナンにもファン感情を見せるんですが、これがまた素直じゃないんですよね。対等な関係だからこそ素直にはなれない訳で、そしてそれをコナンも「素直じゃねー」などと苦笑いをしながら受け入れるんですが、とりあえずそんなシーンが何度か(ここ重要)出てくる度に「お前らもう結婚しろよ」とニヤニヤしていました。コ哀万歳!
そして最初の爆発事件ですが、ここはもう哀ちゃん的名シーンの宝庫と言って良いでしょう。無双発動中のコナンをいち早く発見して「工藤君!」呼びとか、気絶するコナンに電話をかけて意識を取り戻させるとか(去年のラストがあっただけにさらに鮮烈でした)、特にここで哀ちゃんからの電話表記を見たときのコナンの表情とかね、何なんですかアレは!?何、その安心したような微笑み。「ナイスタイミング」とか言っちゃって、こいつこのタイミングで哀ちゃんが電話してくるのが当たり前みたいな信頼感。この時点で悟りました。この映画は私を萌え殺す気だと(笑)
その後、事情の説明を受けた後、一方的に電話を切られたのち(ここでこれを当たり前のように受け入れるとか萌え盛りましたよ)探偵団の所にもどる哀ちゃんですが、「無事帰れたらね」なモノローグが出ているようにコナンのしようとしている危険を理解しているのにそれを誰にも悟られないように、そしてコナンが安心して爆弾に臨めるように自分のするべき事を淡々と果たす、こういうところが私の好きな哀ちゃんなんですよね。江戸川コナンの相棒はやっぱり哀ちゃんなんだなあと思わざるを得ません。てかもうお前ら結婚し(ry
そして二つ目の予告状がきて、自分の中で何やら納得できないコナンがやってきたのが阿笠邸、そう阿笠邸なんですよ阿笠邸!(大事なことなので三回言いました)推理の途中で哀ちゃんに相談しに来るというこの行動は、もういろいろと妄想しなさいというスタッフ様からの燃料投下だと理解しました。ありがとうございます。そしてご馳走様です。ここは本当に驚きました。平次にも推理で相談しないコナンがですよ、哀ちゃんに相談…いつの間にそんな関係になってたなんて、二次創作では楽しませていただいている設定ですが、まさか公式でそんなことになっているとは、もうちょっとこの辺びっくりしすぎてどうしようかと思いました。
そしてクライマックス!ボールが無くなって大ピンチのコナンに探偵団が出てきてボール回しが始まった時に予想はしてました。予想はしてましたけど、歩美ちゃんのボールが跳ね返ったところに哀ちゃんが来た時は
おおおおおおお!きたあああああああ!哀ちゃんが助けに来てくれたあああああ!
とスクリーンを見ながら心の中では打ち上げ花火が乱打されていました。あの登場は完璧にヒロインの出番です。おいしいとこ全て持っていたのが哀ちゃんで、そしてこの映画は哀ちゃんのための映画だったと誰がなんと言おうと断言させていただきます!
今回の映画しみじみと感じたのは哀ちゃんの立ち位置です。江戸川コナンが江戸川コナンたりえるのは彼女の存在があるからこそなんですよね。コナンが諦めずに前だけ見続けられるのは、そしてやりたいように大活躍できるのは哀ちゃんの存在があるからこそだということです。彼女がいるからコナンは後ろを全く気にしなくて良い、だからこそ哀ちゃんはコナンの相棒なんでしょう。
恋愛感情、友情、相棒、パートナーシップといういろいろな言葉がありますが、その人にとって何よりも対等に信頼できてお互いに助け合うのが当たり前、そういう関係の存在というのがあると思います。それは例えば同性の場合は恋愛感情にはなりませんが、それでもその人の半分いわば運命共同体というべき存在です。まさに哀ちゃんとコナンはそういう関係なんだろうと今度の映画では改めて感じました。私は灰原ファンですからコ哀フィルター補正全開で見ますが、それを取っ払っても蘭とは全く違う部分で、きっと哀ちゃんはコナンの隣に居なければいけない存在になっているのでしょう。
タイトルのもとになった「11人目のストライカー」はコナンでした。きっとサッカーでもストライカーがゴールを決めるまでにその状況をアシストする存在がいると思います。そしてコナンが11人目のストライカーだったとしたら、彼をストライカーにしたのは間違いなく哀ちゃんだったのでしょう。そしてそんな哀ちゃんが私にとってはたまらなく魅力的なんだ、と実感した作品となりました。
というわけで今年の劇場版名探偵コナンは灰原的には屈指の名作と言わせていただきたいと思います。本当にご馳走様でした。ありがとうございました。
あ、あと書き忘れてましたが、眼鏡哀ちゃんに激しくときめいたのは言うまでもありません(笑)
それではさっそく以下からです。容赦なくネタバレしてます。そしてかなりおかしなテンションです。ご注意を。
OPのあらすじ紹介でコナンにツッコミを入れてる時から「今年は違う!」という空気は感じていましたが、ふたを開けてみれば哀ちゃんが完全にヒロインポジションにいました。「今年はすごい」とは聞きながら去年のスーパーコ哀タイムを凌駕することはないとは思っていましたが、今年の方が哀ちゃんのポジション的にはずっと良かったです。最初はOPに「志保さんが出てない」とか「組織と哀ちゃんとの関係が無い」とかちょっと気にはなってましたが、そんな些細なことはもう良いです。そんな説明は要りませんでした。この映画を見れば哀ちゃんの魅力の全てが詰まっているといっていいと思います。
印象に残った哀ちゃんの名場面は今までの映画ならば、すぐにいくつか挙げられましたが今年に限っては多すぎてあげられないなんて、こんな幸せな取捨選択をする日が来るなんて今でも夢の様です。劇場版のスタッフの皆さまには心からの感謝を捧げさせていただきます。ありがとうございました。
ということで取り留めなくなってしまいますが、序盤のサッカー教室でヒデとサッカーをして楽しそうなコナンに微笑みつつ「中身はサッカー小僧ね」みたいなことをいう哀ちゃんに「この分かり合ってる感じ、ご馳走様です」とホクホク観ていたらサンデーで絵コンテバレが来ていた比護さんに頭を撫でられ喜ぶコナンの頭をグリグリのシーン。比護さん登場で冷静さを装いつつ喜んでるところからコナンへの素直じゃない嫉妬までの流れにはもうニヤニヤが止まりませんでした。初登場の頃からは考えられないくらい感情が豊かになりつつも哀ちゃんらしいシーンだったと思います。
組織から脱出してから好きな物や大切なものがどんどん増えてきて、そうして彼女はいろんな感情を覚えてきたんだと思います。比護さんが活躍したら喜んだり、怪我をして後退したらイライラしたり、スポーツ選手のファンであれば当たり前の感情なんですが、贔屓のスポーツ選手ができるなんて組織時代には考えられなかったでしょうから、初めての感覚に戸惑っているんだと思います。ファンとして素直に感情を爆発させる園子とは対照的ですが、でもそれはとても良いことだと今回の彼女を見てそう思いました。
そしてそのイライラを素直に博士にぶつけるのは、同様に博士を信頼しているからであって博士もそれを受け入れているという二人の関係が素晴らしかったです。博士と哀ちゃんの疑似親子万歳!
そしてコナンにもファン感情を見せるんですが、これがまた素直じゃないんですよね。対等な関係だからこそ素直にはなれない訳で、そしてそれをコナンも「素直じゃねー」などと苦笑いをしながら受け入れるんですが、とりあえずそんなシーンが何度か(ここ重要)出てくる度に「お前らもう結婚しろよ」とニヤニヤしていました。コ哀万歳!
そして最初の爆発事件ですが、ここはもう哀ちゃん的名シーンの宝庫と言って良いでしょう。無双発動中のコナンをいち早く発見して「工藤君!」呼びとか、気絶するコナンに電話をかけて意識を取り戻させるとか(去年のラストがあっただけにさらに鮮烈でした)、特にここで哀ちゃんからの電話表記を見たときのコナンの表情とかね、何なんですかアレは!?何、その安心したような微笑み。「ナイスタイミング」とか言っちゃって、こいつこのタイミングで哀ちゃんが電話してくるのが当たり前みたいな信頼感。この時点で悟りました。この映画は私を萌え殺す気だと(笑)
その後、事情の説明を受けた後、一方的に電話を切られたのち(ここでこれを当たり前のように受け入れるとか萌え盛りましたよ)探偵団の所にもどる哀ちゃんですが、「無事帰れたらね」なモノローグが出ているようにコナンのしようとしている危険を理解しているのにそれを誰にも悟られないように、そしてコナンが安心して爆弾に臨めるように自分のするべき事を淡々と果たす、こういうところが私の好きな哀ちゃんなんですよね。江戸川コナンの相棒はやっぱり哀ちゃんなんだなあと思わざるを得ません。てかもうお前ら結婚し(ry
そして二つ目の予告状がきて、自分の中で何やら納得できないコナンがやってきたのが阿笠邸、そう阿笠邸なんですよ阿笠邸!(大事なことなので三回言いました)推理の途中で哀ちゃんに相談しに来るというこの行動は、もういろいろと妄想しなさいというスタッフ様からの燃料投下だと理解しました。ありがとうございます。そしてご馳走様です。ここは本当に驚きました。平次にも推理で相談しないコナンがですよ、哀ちゃんに相談…いつの間にそんな関係になってたなんて、二次創作では楽しませていただいている設定ですが、まさか公式でそんなことになっているとは、もうちょっとこの辺びっくりしすぎてどうしようかと思いました。
そしてクライマックス!ボールが無くなって大ピンチのコナンに探偵団が出てきてボール回しが始まった時に予想はしてました。予想はしてましたけど、歩美ちゃんのボールが跳ね返ったところに哀ちゃんが来た時は
おおおおおおお!きたあああああああ!哀ちゃんが助けに来てくれたあああああ!
とスクリーンを見ながら心の中では打ち上げ花火が乱打されていました。あの登場は完璧にヒロインの出番です。おいしいとこ全て持っていたのが哀ちゃんで、そしてこの映画は哀ちゃんのための映画だったと誰がなんと言おうと断言させていただきます!
今回の映画しみじみと感じたのは哀ちゃんの立ち位置です。江戸川コナンが江戸川コナンたりえるのは彼女の存在があるからこそなんですよね。コナンが諦めずに前だけ見続けられるのは、そしてやりたいように大活躍できるのは哀ちゃんの存在があるからこそだということです。彼女がいるからコナンは後ろを全く気にしなくて良い、だからこそ哀ちゃんはコナンの相棒なんでしょう。
恋愛感情、友情、相棒、パートナーシップといういろいろな言葉がありますが、その人にとって何よりも対等に信頼できてお互いに助け合うのが当たり前、そういう関係の存在というのがあると思います。それは例えば同性の場合は恋愛感情にはなりませんが、それでもその人の半分いわば運命共同体というべき存在です。まさに哀ちゃんとコナンはそういう関係なんだろうと今度の映画では改めて感じました。私は灰原ファンですからコ哀フィルター補正全開で見ますが、それを取っ払っても蘭とは全く違う部分で、きっと哀ちゃんはコナンの隣に居なければいけない存在になっているのでしょう。
タイトルのもとになった「11人目のストライカー」はコナンでした。きっとサッカーでもストライカーがゴールを決めるまでにその状況をアシストする存在がいると思います。そしてコナンが11人目のストライカーだったとしたら、彼をストライカーにしたのは間違いなく哀ちゃんだったのでしょう。そしてそんな哀ちゃんが私にとってはたまらなく魅力的なんだ、と実感した作品となりました。
というわけで今年の劇場版名探偵コナンは灰原的には屈指の名作と言わせていただきたいと思います。本当にご馳走様でした。ありがとうございました。
あ、あと書き忘れてましたが、眼鏡哀ちゃんに激しくときめいたのは言うまでもありません(笑)
ふっふっふ!!
覚さんのテンションを見て満足ですじゃ!!
新蘭派の私でも今作は蘭空気・灰原ヒロイン(ヒーロー??)と思ったもん。
古内さん脚本でも灰原ヒロインになるんだなぁ~!
青山先生的にはどうだったんだろうなぁ~!?
今年の映画の灰原は良かったですよ。
ゲスト声優やサッカー縛りの強引さなど言い出せばキリはありませんが、良作だと思いました。DVD化やTV放映の時にでも一度は見ておくことをおススメします。
>ハルさん
映画はぜひ行かれることをおススメします。その際は『迷宮のフーリガン』視聴も合わせておススメしておきます。
今年の映画ほどのコ哀は原作ではないでしょうね。ここ二年の映画のはじけっぷりからは確かに何か吹っ切れたものを感じないではありません(笑)
>Qきちさん
あの映画はテンション上らざるを得ないでしょう。今年は本当に映画への期待値が低かったので、ひと月前の自分に膝づめで説教してやりたいくらいです。
脚本というか今まででもここまでの灰原優遇は無かったですからね。むしろ来年が怖いです。
確かに灰原さんの相棒ポジションはすごかったです。
> 蘭とは全く違う部分で、きっと哀ちゃんはコナンの隣に居なければいけない存在になっているのでしょう。
ですね。毎年、公式の映画でこれくらいやられると、ある意味コ哀系二次創作の危機じゃないですか?美味しいとこ全部持っていかれそうで。
まあ、冗談はともかく「やっぱりだめ」の擬似親子に反応した今回の映画でした。
それにしても本当に今回は相棒度はすごかったですよね。
でも公式にあれだけやってもらえるとまずはひたすら満たされちゃいますが、そのうち気が付けばいろいろとコ哀妄想がダダ漏れになってきますよ。私は絶賛脳内が暴走中です(笑)