柿は胃腸の働きを整え、アルコールの分解を助け二日酔いに効くほか、美容や健康に優れた果物です。 ところが一方で柿は体を冷やすから食べ過ぎてはいけない、と昔からよく言われている。 この体が冷えるというのは、正常な体温から下がるというワケではない。 柿に多く含まれるカリウムによる利尿作用、タンニンによる高い血圧を正常にする作用を指すものです。 柿の食べ頃の秋には気温が下がり始め、トイレが近くなることも冷えると言われる理由と考えられています。 適量なら便通を良くする効果もある柿だが、食べ過ぎると腹痛・下痢を起こしやすくなります。 これも体を冷やすという表現に結びついたと同時に、食べ過ぎてはいけないという戒めになっているようです。