いま「今朝の記事」にコメントいただいて思ったのだが、
世の中は、主役はもちろん必要だが、
主役だけでは回っていかないということを思った。
その意味では、樹木希林さんは名わき役であられたと思う。
いただいたコメントでは樹木さんと吉永小百合さんの出演された「夢千代日記」について書かれていたが、
吉永小百合さんの美貌は誰もが認めるところであるが、
しかし、樹木希林さんの演じる名脇役がいなければ、吉永さんも引き立たなかったと思う。
女性であれば、誰でも引き立てられる主役につきたいと思うところであるが、
しかし、
主役ばかりだとドラマも成り立たないし、実人生でも世の中が回らない。
これは、主役が偉いとか脇役はつまらないとかいう問題より先に、
世の中、そういうふうになっているということだ。
そして、面白いところは、必ずしも主役を張る人が幸せになるとは限らないということ。
美人薄命という言葉がある通り、
美人は病弱であったり薄命であったりするのが世の常だが、
必ずしも薄命でなくても、
必ず、美人=幸せとはならない。
まず人に妬まれることが幸せへの足かせになる。
主役になれない人達は、それだけで僻んでしまいそうになるが、
しかし、人を妬んだりせずに、
引き立てるというお役目を淡々と担っていれば、
必ず神様は何らかのご褒美をくださるのではないだろうか。
私は、脇役の立場の人達は賢明になれると思う。
これは知能指数がどうのこうのという尺度ではなく、
主役の座に座らないがために気づかせていただける役得のようなものかもしれない。
その結果、その賢明さが身を助けるのである。
もともと賢明だった樹木希林さんは、こういう世の中の仕組みに早くから気づき、
脇役のお役目を立派にこなされていたと思う。
その役目を淡々と担っていられたからこそ、
万人が樹木さんに、より好感を抱いたのではなかったろうか。
*
★脇役に脇役なりの喜びはありて脇役たのしみし人
★主役張る人を引き立てやれる人ただそれだけでその人女神
★幸せは主役になれる人だけでなきこと教へてくれし人死す
★舞台にも主役脇役必要で演じ切りたる人みなヒロイン
世の中は、主役はもちろん必要だが、
主役だけでは回っていかないということを思った。
その意味では、樹木希林さんは名わき役であられたと思う。
いただいたコメントでは樹木さんと吉永小百合さんの出演された「夢千代日記」について書かれていたが、
吉永小百合さんの美貌は誰もが認めるところであるが、
しかし、樹木希林さんの演じる名脇役がいなければ、吉永さんも引き立たなかったと思う。
女性であれば、誰でも引き立てられる主役につきたいと思うところであるが、
しかし、
主役ばかりだとドラマも成り立たないし、実人生でも世の中が回らない。
これは、主役が偉いとか脇役はつまらないとかいう問題より先に、
世の中、そういうふうになっているということだ。
そして、面白いところは、必ずしも主役を張る人が幸せになるとは限らないということ。
美人薄命という言葉がある通り、
美人は病弱であったり薄命であったりするのが世の常だが、
必ずしも薄命でなくても、
必ず、美人=幸せとはならない。
まず人に妬まれることが幸せへの足かせになる。
主役になれない人達は、それだけで僻んでしまいそうになるが、
しかし、人を妬んだりせずに、
引き立てるというお役目を淡々と担っていれば、
必ず神様は何らかのご褒美をくださるのではないだろうか。
私は、脇役の立場の人達は賢明になれると思う。
これは知能指数がどうのこうのという尺度ではなく、
主役の座に座らないがために気づかせていただける役得のようなものかもしれない。
その結果、その賢明さが身を助けるのである。
もともと賢明だった樹木希林さんは、こういう世の中の仕組みに早くから気づき、
脇役のお役目を立派にこなされていたと思う。
その役目を淡々と担っていられたからこそ、
万人が樹木さんに、より好感を抱いたのではなかったろうか。
*
★脇役に脇役なりの喜びはありて脇役たのしみし人
★主役張る人を引き立てやれる人ただそれだけでその人女神
★幸せは主役になれる人だけでなきこと教へてくれし人死す
★舞台にも主役脇役必要で演じ切りたる人みなヒロイン
引き立て役では、なかったですよ。
樹木さんが、男性から愛されるシーンもありますよ。
だから、私は夢千代の樹木さんが
好きですよ。
私は、樹木希林さんの御着物のセンスも好きでした。これからはこういう俳優さんは出てこないかも、と思います。
樹木希林さん死去ということで、検索しまして、次のようなブログも読みました。
https://blog.goo.ne.jp/kanayame_47/e/7e435b0e8b89d6205a39c37332dc9198
そして、
https://blog.goo.ne.jp/kanayame_47/e/b4bbc29fa209ab986ec1af7f469f7d71
も読み、ほとほと感心させられました。惜しい俳優さんを、なくしましたね。
入院中のお袋が必死で見てました。何だか、一つの時代が終わったって感じです。
脇役を演じてるようで主役を、主役を演じてるようで脇役を演じてる。そこら辺の塩梅というか駆け引きというか実に見事だった。女性の繊細さと感傷と男の大胆さと論理を兼ね備えた、非凡な女優さんだった。
まさに、女優として生まれ、女優として生き、女優として死んでいったような人だった。
樹木希林さんはいぶし銀、吉永小百合さんは金。いぶし銀は目立たないけれど、金に負けない存在感があると思います。
さすが樹木さんは、その役を見事に演じきられたのですね。そのドラマ、機会があれば見てみたいです。
そう。まさにそれですね。言い得ています。