かみなり

心臓に人工弁を、耳に補聴器をしている昭和23年生まれの団塊世代です。趣味は短歌です。日々のよしなしごとを綴っていきます。

相続の難しさ

2018-06-04 13:19:09 | ブログ記事
昨日から書いている通り、
私の実家は、現在、相続の真っ最中です。

が、私は一応、兄嫁に任せています。

私も遠方に住んでいて、それほどしょっちゅう帰省することもできないからです。

法律通りであれば、私にも二分の一の権利があるのですが、

しかし、今後、実家を守っていってくれる人達と嫁いでいる私とが均等に分けることはできないと思っています。

昔は、長男が全部相続していたらしいですが、

それはそれで一理あったとも思うのです。

ところで、私の嫁ぎ先であるわが家では、義母が亡くなったときに

夫の妹、義妹は、法律通りの遺産相続を要求してきました。

実は、夫は、義母が亡くなる前に、
亡くなってしまってからでは預金を引き出しにくくなるからと、
義母の貯金を義妹と分け合って預かっていました。

と言っても、もうそれほどの金額ではありませんでした。

お葬式プラスアルファくらいの金額でした。

そのときに義妹とした約束では、義母のお葬式の費用は折半する、でした。

お葬式は家族葬を希望したけれども、
一族が集まれば、家族葬の人数に収まらず、結局、普通の葬儀になりました。

まあまあ上等なお葬式だったので、150万円くらいかかったみたいです。

ところが、いざお葬式が終わってみると、義妹は一円も払おうとしません。

それだけじゃなく、私どもの住んでいる家にも権利があると言いだしましたので、
土地はわけることができないので、土地代を義妹に支払いました。

さらに義妹は、
夫と義母が半分ずつ出し合って建てた現在の家の権利の義母分ももらうと言ってきたのです。

現在の家は、阪神大震災で前の家が半壊になったため、建て直した家ですが、

建て直して新築の10年間は義母が一人で暮らしました。

そのころ、比較的近くに住んでいる義妹は新築した家に入り浸りでした。

その後、義母の認知症が進んで、独りでおいておけなくなって、
私達が引っ越してきたのですが、

義妹は、そのころになって、前の家のほうがよかったのに勝手に家を建て替えてと文句を言い、

さらに義母が新築時に出した分までわけるように言ってきたので、夫と喧嘩になりました。

義妹は、義母の生前、この家は私がもらうことになっているなどと言うときがありましたので、
私が義母に問いただしますと、
義母は、もう既に認知症にはなっていましたが、
そんなことは一度も言ったことはないと、はっきり言いました。

夫には義弟もいるのですが、
義弟は、義母の生前、義母からいっぱい援助してもらってきたからと放棄してくれたのですが、
嫁いでいて、しかも嫁ぎ先には立派な家があるのに義妹はなぜこんなにも要求してくるのかと
夫と私だけではなく、義弟まで不思議がりました。

まあ、これはその人の性格ということなのでしょうね。

が、義弟は、相続は放棄してくれましたが、
義弟はバブルのさなかの一番高い頃に東京でマンションを買っていましたから、
その支払いに四苦八苦していたため、その後、相続する以上のお金を私の夫に借りました。

兄弟にお金を貸すということは、やったと同義で、
結局、義弟には相続分以上のお金を夫はあげたことになりました。

義妹とは、その後、絶交していますが、

私は、

こんな遺産争いで兄弟が仲たがいすることはしたくないと、実家のことは兄嫁に任せたのです。

兄弟の仲たがいと言いますと、私の父と父の長兄も遺産争いで仲たがいしました。

祖父が亡くなったのは、私が小学校に上がった年だったので、
すでに戦後の新しい法律が施行されていたのに、父の長兄は祖父の財産を独り占めしたのです。

それに私の父が反発して死ぬまで絶交しました。

父と父の長兄の生前は、父の次兄が優しい人だったから、その間を取り持ってくれていました。

しかし、こんな遺産争いは、世の中には多いのでしょうね。



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4 コメント

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私も相続では (さすらう難聴者 -)
2018-06-04 23:55:37
ありがとうございます。ビックリしました。反応早すぎて(笑)
もう20年以上前ですが、祖父の財産の相続争いの当事者です。財産にこだわる人間は執着します。三男の父が70を前に急逝し、長男の伯父と祖父の相続争いをする羽目に。祖父の遺言状があり、弁護士を頼んでの代襲相続で事は終わりました。妹は放棄してくれました。父母は、半身不随の寝たきりの祖父、軍隊で胸を悪くしたもう一人の寝たきりの次男の伯父、祖父の看病疲れで伏した祖母の面倒を見て、最後を看取りました。同じ敷地内に伯父の家族が住むという異常な?状態で30年以上暮らしました。伯父は長男というだけで、やりたい放題、酷い人間でした。結局、遺言状によりびた一文財産分与はなしで、因果応報でした。でも、今の時代、田舎で不動産など相続しても住まない限り、結局、お荷物ですね。管理が大変です。固定資産税を取られるだけで💦いまさらですが。
長くなりました。またお便りします。
最後に私の一番好きな短歌を
 幾山河 越えさり行かば 寂しさの
 終てなむ国ぞ 今日も旅ゆく
返信する
Unknown (びこ)
2018-06-05 00:18:46
まだお若い方なのでしょうね。

お父様とお母様は大変でしたね。

でも、ちゃんと因果応報が・・・。

私の実家は、兄が数年前に亡くなりましたが、幸い?住んでくれる義姉、甥がいるので、実家を相続しなくても済みます。

現代は、相続しても必ずしもいいばかりでもないようですね。

さすらう難聴者さんは若山牧水の幾山河の歌がお好きなのですね。

短歌実作者には難聴者の人も多いです。短歌は難聴がハンディにならない趣味ですから。

それでは、またお越しください。お待ちしています。
返信する
そういう事だったのね、失礼しました。 (lemonwater2017)
2018-06-05 06:07:57
象が転んだです。 

 そういう事ですか、全然知らなかったです。てっきり、ビコさんのお母さんは一人で住んでおられたと。兄嫁夫婦が面倒を見てたんですね。それで兄も死んでいないから、ビコさんが筆頭相続人だと。

 それだと、話が全く違ってきますね。私の勘違いで申し訳ないですが。どうも、女性は主観的な感傷論になりがちなんで、男はます振り回されますな(笑)。

 何だか兄夫婦を悪者にしちゃって、ここでお詫びします。ホント、スミマセンね。

 ただ、人の悪口を書く時は、細心の注意が必要ですね。特に身内や親戚はね。悪徳や悪行にも多面性があり、一つ間違えば、侮辱罪にもなりかねません。

 財産相続に関する件ですが。そういう事なら、兄嫁さんの判断一つかも知れませんね。そういった状況で、筆頭相続というのが、どこまで効力があるのか。

 でも、ブログを読んでる限り(ざっとですが)、兄嫁さんは、ごく普通のお方の様ですし、ビコさんが騒ぎ立てる程のものでもない様な。普通にしてればスンナリ行くかと。

 しかし、そういう私も現場を抑えてる訳ではないので、全くの身勝手な推測に過ぎませんが。

 でも、感情があらゆる感情を呼び覚ますんですね。相続なんて、所詮はお金の問題に過ぎません。バルザックが言う様に、お金の問題なら何時かは決着を見るが、感情は永遠に無慈悲であると。
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転象さんへ (びこ)
2018-06-05 06:35:36
兄たちと母は同じ建物の中に暮らしていましたが、別々に衣食を営んでおりましたので、同居とも言えない状態でした。

兄嫁は悪い人ではありませんが、母が年取って身の回りのことも不如意になってきても、まったく食事の世話もしてくれませんでした。それで母は自分でお掃除をしてくれる人を雇って最後には食事も作ってもってきてもらっていました。そうなった事情もあるにはあったのですが、私は母の亡くなる前も、もう少し母の世話をしてもらえないかと頼みました。が、「若い頃、バカにされたりしたから、それはできない」と兄嫁に言われました。私の見る限りでは、母が兄嫁を馬鹿にした場面を見たことはないのですが、本人の受け取り方もあったかもしれません。私からすれば、兄嫁は東京の一流私大を卒業した才女ですから、母が馬鹿にしたりはできなかったと思っているのですが。
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