中日春秋 2021年11月12日金曜日 僧侶でもあった作家の今東光は法名を春聴といった。出家を申し出たその女性の法名に、自らの一文字を授けようとしている。「春」であったが、女性は辞した。「おそれいりますが、春に飽きて出家するのです」。当時五十一歳だった作家、瀬戸内晴美である▼東光が三時間座禅を組んで、浮かんできた「寂」の文字に、「聴」のほうを添えて、心静かに世の中の声を聞く−そんな境地 . . . 本文を読む
ベテラン記者コラム 九州場所に元横綱北の湖の「昭和の頭脳」を想う サンケイスポーツ 11/11(木) 15:53配信 大相撲九州場所(14日初日、福岡国際センター)が間もなく始まる。昨年11月の本場所は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で会場が東京・両国国技館に変更され、福岡市内での開催は2年ぶりとなる。那珂川と博多川に挟まれた九州屈指の歓楽街「中洲」を抱える街はこの時季、山の幸、海の幸の料理が豊 . . . 本文を読む