オウム 高橋克也被告 2審も無期懲役 2016/9/7 地下鉄サリン事件で送迎役

2016-09-07 | オウム真理教事件

高橋被告、2審も無期懲役 地下鉄サリンで送迎役
[2016年9月7日13時44分]
 1995年3月の地下鉄サリン事件で実行犯を車で送迎し、殺人罪などに問われた元オウム真理教信者、高橋克也被告(58)の控訴審判決で、東京高裁(栃木力裁判長)は7日、無期懲役とした1審東京地裁の裁判員裁判判決を支持、被告側の控訴を棄却した。
 高橋被告は上告できるが、一連のオウム真理教事件の実質審理は事実上すべて終了。元信者本人が出廷した公判は今回が最後になる見通しだ。
 1審判決は地下鉄事件について「実行犯が揮発性のある毒物をまくと認識していた」と殺意を認定。弁護側は「何をまくかは知らず、人が死ぬ結果は予想外だった」と無罪を主張していた。
 1審判決によると、松本智津夫死刑囚(61=教祖名麻原彰晃)らが、教団への強制捜査を阻止するため、捜査の矛先をそらす目的で地下鉄事件を計画。高橋被告は95年3月20日朝、日比谷線でサリンをまいた元教団幹部を都内のアジトから送迎した。猛毒VX襲撃(2事件)、公証役場事務長監禁致死、東京都庁小包爆弾の各事件にも関与した。
 控訴審で弁護側は一審に続いて松本死刑囚の証人尋問を請求したが、高裁は「必要性がない」と認めなかった。
 高橋被告は95年の特別手配後、2012年に都内で発見されるまで約17年間逃亡を続けた。同様に逃亡していた平田信受刑者(51)は懲役9年の実刑が確定。菊地直子被告(44)は、1審が懲役5年の有罪判決だったが、東京高裁が逆転無罪判決を言い渡し、検察側が上告している。(共同)

 ◎上記事は[日刊スポーツ]からの転載・引用です
----------
オウム高橋克也被告が控訴 2015/5/1付 弁護側「恣意的に推論重ねた」
オウム 高橋克也被告 無期懲役判決「犯行を成功させるために不可欠な運転の役割」 東京地裁 2015/4/30  
................


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。