名張毒ぶどう酒事件 弁護団が意見書を提出

2010-05-10 | 死刑/重刑/生命犯

「ちょっとした気持ちで・・・」逮捕後、記者会見で犯行を認めた奥西死刑囚(左)=1961年4月、三重県名張市で
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「毒物は別の農薬」名張事件で弁護団が意見書
産経ニュース2010.5.10 19:49
 三重県名張市で昭和36年に起きた名張毒ぶどう酒事件の再審請求をめぐり、奥西勝・元被告(84)の弁護団は10日、差し戻し審が開かれる名古屋高裁に、最大の争点の毒物について「元被告が混入したとされる農薬ニッカリンTとは別の農薬」とする意見書を提出した。
 弁護団のこれまでの主張を補強する意見書で、鈴木泉弁護団長は「現時点の(毒物問題分析の)到達点。読んでもらえば毒物がニッカリンTでないと判断できるはずだ」と話した。
 28日には弁護団と名古屋高裁、名古屋高検の三者間で審理の進め方など協議する予定。
 最高裁決定は差し戻しの理由として「(毒物が何か)事実が解明されていない。審理を尽くす必要がある」とした。
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名張毒ぶどう酒事件 弁護団が意見書を提出
日経新聞2010/5/10 19:58
 名張毒ぶどう酒事件の再審請求を巡る差し戻し審で、奥西勝・元被告(84)の弁護団が10日、最大の争点の犯行に使われた毒物について「自白した農薬とは別の毒物」とする意見書を名古屋高裁に提出した。
 意見書は、検察側が2月に最高裁へ提出した答弁補充書などへの反論。
 検察側は、飲み残しの酒から犯行に使用したとされる農薬「ニッカリンT」に含まれる成分の一部が検出されなかった点について「検出されない場合もある」とする学識者の見解を提示。これに対し弁護側意見書は「重大な矛盾がある。犯行に使われたのはニッカリンTではない」とした。
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