富山地裁、4度目の再審請求棄却 2017/3/23付け 「富山・長野連続誘拐殺人事件」宮崎知子死刑囚 27日、即時抗告

2017-03-28 | 死刑/重刑/生命犯

REUTERS 2017年 03月 27日 21:49 JST
富山地裁、4度目の再審請求棄却
 1980年に富山、長野両県で女性2人が相次いで誘拐、殺害された事件で、身代金目的誘拐や殺人の罪で死刑が確定した宮崎知子死刑囚(71)の4度目の再審請求を富山地裁が棄却していたことが27日、弁護人への取材で分かった。決定は23日付。
 弁護人によると、再審請求では共犯として逮捕され無罪となった知人男性の関与を主張。しかし、地裁は再審を開く新たな証拠はないと判断した。弁護人は決定を不服とし27日、名古屋高裁金沢支部に即時抗告した。
 宮崎死刑囚と知人男性が共犯として逮捕されたが、公判では同死刑囚の単独犯行として認定。98年に死刑判決が確定した。【共同通信】

 ◎上記事は[REUTERS]からの転載・引用です 

富山・長野連続誘拐殺人 宮崎知子死刑囚 4度目再審請求 2016/2/18付
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富山長野連続誘拐殺人事件 宮崎知子死刑囚 2回目の再審請求/「延命の企図も」弁護人
〈来栖の独白 2011/11/26〉
 再審は、事件の真実を明らかにするためのものだ。それが往々にして死刑囚の延命のために利用される。純粋に真実を訴えている人びと(冤罪)にとっては、やりきれない仕業だろう。
 東海テレビ『死刑囚弁護人』のなかで安田好弘弁護士も、故木村修治死刑囚のことに関連して、「延命ということでは一段弱い『恩赦出願』をした。再審請求すべきだったと後悔している」と言っていた。木村さんが死刑執行されたときにも、そう語った。
 今回、「延命の手段としての再審請求」と、あっけらかんと言う弁護人。正義と真実に対する冒涜ではないか。私が「再審請求」という言葉に古くから胡散臭いものを感じてしまうのは、正に宮崎氏のようなケースがあるからだ。
 死刑囚の出す再審請求については、いま一つ問題があると思われる。A死刑囚が再審請求中ということでガードがかかり、身代わりのように他のB死刑囚が選ばれる(執行が回ってくる)のでは、ということだ。無残な世界だ。
 附けたりを2つ。宮崎死刑囚との名前を聞けば、反射的に北野宏氏を思い出さずにはいられない。北野氏も、宮崎死刑囚に翻弄された一人だが、冤罪と認定されてよかった。知子死刑囚には、藤波姓となった時期があった。藤波芳夫死刑囚は2006年12月25日、東京拘置所で執行された。
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