本人が控訴取り下げ死刑確定、過去にも 2019.5.21

2019-05-22 | 死刑/重刑/生命犯

本人が控訴取り下げ死刑確定、過去にも

2019.5.21 23:14| 寝屋川中1男女殺害

 過去には山田浩二被告と同様に、死刑判決を受けた被告が自ら控訴を取り下げ、刑を確定させた例がある。「死刑になりたい」「命乞いをしていると思われる」。その理由はさまざまだ。

 平成16年11月、奈良市の小学1年の女児=当時(7)=が下校途中で行方不明になり、翌日に遺体で発見された事件で、殺人罪などに問われた元新聞販売店員、小林薫元死刑囚=執行当時(44)。公判などでは死刑を望むような供述を繰り返し、奈良地裁は18年9月、死刑判決を言い渡した。判決文が読み上げられている際、元死刑囚は右手の拳を小さく数回振り、ガッツポーズのようなしぐさを見せていた。

 弁護側が控訴したものの本人が取り下げ、死刑が確定。一方、20年12月に本人が再審請求をしたが、最高裁は21年12月、特別抗告を棄却する決定をした。25年2月21日、刑が執行された。

 同じ日、東京拘置所で別の死刑囚の刑も執行された。金川真大(まさひろ)元死刑囚=同(29)。茨城県土浦市の無差別殺傷事件(20年3月)で殺人罪などに問われ、水戸地裁は21年12月、死刑を言い渡した。弁護側の控訴を本人が取り下げたのは、偶然にも小林元死刑囚のケースと同じだった。

 1審判決前に水戸拘置支所で取材に応じた金川元死刑囚。「死刑になりたい。生きるのがいやになった」。死刑への強い願望を明らかにしていた。

 大阪教育大付属池田小での児童殺傷事件(13年6月)で、15年に死刑判決を言い渡された宅間守元死刑囚=同(40)=も、判決後に自ら控訴を取り下げ、刑が確定。16年9月に執行された。控訴取り下げに関し、元死刑囚は弁護団に「命乞いをしているような印象を取られたくない」などと話していたという。

   ◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です

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控訴取り下げ!寝屋川事件・山田浩二死刑囚の最近の手紙に揺れる心情が書かれていた 篠田博之 2019/5/21 

「生き直そうとした小林薫さん(2013/2/21死刑執行)」中道武美 「小林薫さんが朝の点呼のあとすぐ刑場へ引っ立てられてゆきました」河村啓三

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