女性の怨念「鉄輪」に挑戦 衣斐愛 2019/7/21 「逢の会」名古屋能楽堂で

2019-07-02 | 本/演劇…など

女性の怨念「鉄輪」に挑戦 衣斐愛、名古屋能楽堂で
  2019/7/1 夕刊  
 画像; 女性の深い情念に満ちた「鉄輪」に挑む衣斐愛=中日新聞社で
 能楽師シテ方宝生流の衣斐愛が自主公演「逢(あい)の会」を二十一日、名古屋能楽堂で開く。夏休み期間に開いている公演では毎年趣向を凝らしており、四回目の今回は照明に変化を付けたろうそく能で女性の怨念が前面に出た「鉄輪(かなわ)」に挑戦する。
  シテの女が、夫に捨てられた恨みから貴船神社で丑の刻詣でをして鬼になろうとするという、深い嫉妬と情念を表現する演目は、これまで避けていた。「鉄輪」はは「葵上」「黒塚」に次ぐ鬼の曲とされ、鬼をどう表現するかを勉強するために選んだ。「深すぎる女性の情念を、女性の能楽師としてどう表現するか戸惑いもある。工夫して自分なりの表現をしたい」と話す。
 昨秋に名古屋能楽堂で出演した「船弁慶」をろうそく能で演じた。いつもより暗くて狭い視野に苦戦したが、後で見返した舞台の雰囲気が気に入り、自身の会に取り入れることにした。「照明家もお願いして、現代でも生かせるものと融合させ、面白さを引き立てられるのではないか。伝統を壊さずに、最大限のものをつくりたい」と意気込む。  午後1時開演。

 ◎上記事は[中日新聞]からの書き写し(=来栖)
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