吉田有希ちゃん殺害事件 第3回公判2016/3/2 勝又拓哉被告「親不孝な息子で…」/母「やってないと信じてる」 

2016-03-02 | 死刑/重刑/生命犯

2016.3.2 19:59更新
【栃木女児殺害公判】母出廷「やってないと信じてる」 被告の反省文は「親不孝な息子でごめんなさい」
 平成17年12月に起きた栃木県今市市(現日光市)の小学1年女児殺害事件で、殺人罪に問われた勝又拓哉被告(33)の裁判員裁判第3回公判が2日、宇都宮地裁(松原里美裁判長)であり、勝又被告の母親が証人として出廷、「人間性を知っており、(殺人は)やっていないと信じている」と証言した。
 母親は検察、弁護側双方の証人として出廷。憮然(ぶぜん)とした表情を変えなかった勝又被告は、母親の姿を確認すると、わなわなと震え始め、涙をためた目は真っ赤になった。
 検察側は、事件を起こしたことを謝罪する母親に宛てた手紙を提示した。文中の「自分で引き起こした事件」との記述について、検察側は、偽ブランド品をめぐる商標法違反で逮捕された事件を指すのか女児殺害事件を指すのか問いただした。母親は「偽ブランド事件の事だ。女児殺害事件を指すと思ったことは一度もない」と証言した。
 弁護側は、勝又被告が偽ブランド品を仕入れていたことから、「海外に行き、独断で仕入れた経緯で発覚したことから『引き起こした」と記述したと思うか」と問われると、母親は「はい」と答えた。
 閉廷後、宇都宮地検の金子達也次席検事は記者団の取材に対し、「偽ブランドの話であれば、(商標法違反で)一緒に捕まった母親に、こんな手紙を書くのかなという違和感はある」と述べた。
 この日は、女児の遺体に付着していた動物の毛を鑑定した大学教授が検察側の証人として出廷。教授は「遺体に付着していた毛は猫の毛であり、勝又被告の飼っていた猫と同一のグループのもの」と証言。弁護側は、同じグループの猫でも被告が飼っていた猫と同一とは証明できないと反論しており、この日は「猫は生涯で数十匹の子を産む。同じDNA型を持つ母猫の子孫はたくさんいる」と主張した。
 2日の公判で検察側が取り上げた勝又拓哉被告の反省文(一部抜粋)は以下の通り。
   *  *
 「今回自分で引き起こした事件、お母さんやみんなに迷惑をかけてしまい、本当にごめんなさい。僕がしたことは、世間やマスコミなどは、お母さんの育て方が悪いとか言うと思うけど、でも、お母さんは何一つ悪くありません。お母さんはしっかりと僕を育てました。
 僕が自分の意思で、自分で間違った選択をしてしまったのです。本当にごめんなさい。こんな親不孝な息子で本当にごめんなさい。もう息子じゃないと思われてても、構いません。あんなことをしてしまって、本当にごめんなさい。
 こんな親不孝な息子でも、お母さんの残りの人生を大事に過ごしてほしいです。
 お体を大事に。」

 ◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です *強調(太字・着色)は来栖
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今市吉田有希ちゃん殺害事件 勝又拓哉被告 第3回公判2016/3/2 証人尋問…遺体についた猫の毛
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