菅内閣、「政治主導・国民主導」から後退

2010-06-09 | 政治
「官僚排除せず」 菅内閣、政治主導修正 緊密に情報共有
日経新聞2010/6/8 23:30
 菅直人首相は8日の記者会見で、政治主導の手法について「官僚を排除して政治家だけで決めればいいということでは全くない」と強調した。「官僚の知識や経験を十分に生かしながら政策を進めていく内閣をつくっていきたい。政と官の力強い関係性をつくっていく」とも語った。
 同日の初閣議では、政と官の関係について「相互に緊密な情報共有、意思疎通を図り、一体となって真の政治主導による政策運営に取り組む」などとする5項目の基本方針を閣議決定した。鳩山内閣で決めた「国政運営を官僚主導・官僚依存から、政治主導・国民主導に刷新する」との基本方針を修正した。
 首相は各閣僚の任命にあたって、個別に「私が各役所のあり方についても、もう少しこうしたらいいのではと言っていく」と語ったという。
 基本方針ではこのほか(1)経済・財政・社会保障の一体的立て直しに誠心誠意取り組む(2)行政の無駄遣いの根絶を一層徹底するほか、「行政の透明化」を推進する――などもあげた。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。