名古屋・特養暴行死、容疑の元職員送検 2022/8/19

2022-08-20 | 身体・生命犯 社会

事件以前も被害者介護 名古屋・特養暴行死、容疑の元職員送検
2022年8月20日

 名古屋市緑区の特別養護老人ホーム「緑生苑(りょくせいえん)」で昨年三月、利用者の高齢女性が暴行を受け死亡したとされる事件で、傷害致死の疑いで逮捕された元職員の無職福島栄行(ひでゆき)容疑者(34)=緑区鳥澄二=が、事件以前にもこの女性の介護を担当していたことが、施設が市に提出した事故報告書などで分かった。女性がベッドを離れた際の対応を負担に感じていたとみられ、愛知県警は介護の状況を調べる。
 報告書などによると、女性は二〇二〇年秋からほぼ毎月、ショートステイを利用。一回当たり数日間滞在することが多かった。福島容疑者は当初から女性を介護し、事件前の昨年二月には少なくとも五日間対応した。
 女性が施設内で暴行を受けたとされる昨年三月五〜六日は夜勤で、女性の個室があるフロアを主に一人で担当していた。ベッドを離れた際に鳴る呼び出し音を受け、たびたび対応していたとみられる。
 女性死亡後の施設の聞き取りには自身の関与を否定した上で、夜勤時の様子を「五〜十分おきに(呼び出し音が)鳴っている状況もあった」「困難を感じ始めていた」と回答。他の利用者の排泄(はいせつ)介助の時間と重なった六日午前四時台は「対応に焦ってしまった」と説明していた。
 逮捕容疑では、昨年3月5~6日の間、緑区鳴海町の無職角谷三枝子さん=当時(81)=を足蹴りするなどして暴行し、同7日に外傷性ショックで死亡させたとされる。県警は今月19日、同容疑者を傷害致死容疑で送検した。

 ◎上記事は[中日新聞]からの転載・引用、及び書き写し(=来栖)です
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