名大生 タリウム事件 被害の高校同級男子生徒「元の体に戻してほしい」…2人目はタリウム増量か

2015-05-26 | 少年 社会

名大生タリウム事件、被害者「元の体に戻してほしい」
 TBS News 最終更新:2015年5月26日(火) 12時12分
 名古屋大学の女子学生が同級生2人に劇物の硫酸タリウムを飲ませた事件。被害に遭った男子学生が事件後初めてインタビュー取材に応じ、視力の激しい低下など、後遺症に苦しむ現在の心境を語りました。
 「(視力は)両目とも0.01から0.02くらい。白くもやがかかったような見え方で、色とかも、あまりはっきりしていない。人の顔の表情は普通の距離だとわからない。感覚を頼りにして歩いている」(タリウムを飲まされた男子学生)
 今年1月、知人女性を殺害した疑いで逮捕された名古屋大学の19歳の女子学生。高校2年生だった3年前、同級生の男子学生ら2人に劇物の硫酸タリウムを飲ませ殺害しようとした疑いで、今月15日に再逮捕されました。
 「おなかの痛さが先にきて、次に髪の毛が抜けて、(それから2~3週間して)入れ替わりで足が痛くなって、目も見えづらくなって」(タリウムを飲まされた男子学生)
 犯行の動機について女子学生は「タリウムを飲ませて観察したかった」という趣旨の供述をした上で、「男子学生は席が近かったから狙った」と話しているといいます。
Q.女子学生と話したことはない?
 「はい。(女子学生は自分のことを)実験動物みたいに思っているのかな。人間以下のものに見られたのが悔しい。体を元に戻してほしい」(タリウムを飲まされた男子学生)
 被害を受けた男子学生は「タリウム中毒」と診断された当初から、女子学生による犯行を疑い、宮城県警に相談していたということです。
 「2年前の2月くらいに警察と話したときに、名前は出した」(タリウムを飲まされた男子学生)
Q.女子学生の?
 「はい」(タリウムを飲まされた男子学生)
Q.その時の警察の反応は?
 「それから捜査が進んでいないということは・・・」(タリウムを飲まされた男子学生)
 宮城県警は「当時はできる限りの捜査はしたが、捜査上に女子学生の名前が出ることはなかった」との見解を示しています。(26日11:32)

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2人目はタリウム増量か=名大生の殺人未遂容疑—愛知県警など
 WSJ Japan Real Time2015 年 5 月 16 日 11:34 JST 更新
 高校在学中に同学年の男女2人に劇物の硫酸タリウムを飲ませたとして、名古屋大の女子学生(19)が逮捕された殺人未遂事件で、後で被害に遭った男性(19)がより多くのタリウムを摂取したとみられることが16日、分かった。女子学生は「飲ませて観察したかった」と供述しており、愛知、宮城両県警は飲料への混入量を増やした可能性があるとみて、捜査している。
 両県警によると、女子学生と同じ中学出身の女性(19)は2012年5月27日ごろ、宮城県内のカラオケ店で同席し、ドリンクにタリウムを入れられた。高校の同級生だった男性はその翌日から6月上旬までの間に、校内で飲み物に混ぜられた。
 2人とも中毒になり、女性は手足の痛みや脱毛の症状が出たが、目立った障害は残らなかった。一方、男性は運動能力や両目の視力が著しく低下。いったん復学した後も視力が戻らず、14年3月に特別支援学校に転校した。
 症状の違いについて、捜査幹部は「体力の個人差もあるだろうが、症状からみてタリウムの量が違ったと推認できる」と話した。
 女子学生は77歳女性に対する殺人容疑で今年1月、逮捕された。今月15日には、2人を中毒にさせた疑いで再逮捕された。 [時事通信社]
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<名大女子学生 殺人未遂事件> タリウム持ち込み、高校側が在学中に把握 当時の教諭が厳重注意 
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