中京大中京・堂林 菊池に完敗、投手未練なし。 投手は今日で最後--今後は野手でいきたい

2009-09-29 | 相撲・野球・・・など

花巻東×中京大中京 先発し力投する中京大中京・堂林 ハードオフ新潟で
 鋭いスイングが空を切った。中京大中京の堂林は9回無死、花巻東の菊池に空振り三振。43年ぶりの優勝を果たしながら悔し涙が止まらなかった夏の甲子園と違い、4-6の惜敗でも晴れ晴れとした。「投手は今日で最後。今後は野手でいきたい」。同級生ナンバーワン左腕に完敗し自ら進むべき道を再確認した。
 2点を追う9回。2-1からの4球目。「迷いなく直球だけを狙った」。150㌔の直球が外に入った。「球の質が違う。浮き上がってきた」。高校最後の打席は白球をとらえられなかった。しかし、同じ150㌔直球の2球目は右翼ボールをわずかにそれる大ファウル。手応えも感じた。
 エースで4番。直球は130㌔代後半と速くないが、柔らかな手首を生かした制球力を武器に甲子園で頂点に立った。それでも「(プロなど)上で投げるのは無理」と限界を感じていた。
 この日も4-4と同点の8回、決勝点となる2点本塁打を浴びて降板。得意とする低めの直球を右翼席に運ばれ、「逆にすっきりした」。投手への未練を断ち切った。
 堂林と菊池の対戦は、中学3年の夏、今夏の甲子園での準決勝に続く3度目。堂林は通算5打数無安打と打ち崩せないまま。29日以降、プロ志望届を高野連に提出する。「自分も成長していく。将来、日本代表で一緒にやりたい」。言葉には、夢を実現させる力強さがこもっていた。
○圧巻の3連続三振
 9回から登板した花巻東の菊池。150㌔超の速球を立て続けに投げ込み、中京大中京の中軸を3連続空振り三振に仕留めた。「中京から3三振を取れると思っていなかった。勝てて良かった」。夏の甲子園の準決勝で大敗した雪辱を果たし、うれしそうだった。
 選抜で準優勝。夏の甲子園では最速154㌔を記録し、日米のプロ球団から「超高校級左腕」と注目される。夏の中京大中京戦では途中登板したが、背筋痛で満足に投げられず、打者4人で降板。「春、夏と、あと1歩で負けてしまった。最後は日本一になりたい」と国体に高校3年間のすべてを懸ける。(中日新聞朝刊2009/9/29 松山義明)

http://blog.goo.ne.jp/kanayame_47/e/9b33680d3f32fe11ad62ad860a3ef832

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花巻東、準決勝敗退=菊池登板せず、最後に代打-新潟国体高校野球
 第64回国民体育大会「トキめき新潟国体」第4日は29日、新潟市のハードオフエコスタジアム新潟などで行われ、公開競技の高校野球硬式準決勝で、プロ注目の菊池雄星投手のいる花巻東(岩手)は都城商(宮崎)に2-3で敗れた。菊池は登板せず、九回2死後に代打で出場して遊直に倒れ、試合終了となった。
 都城商が1点を追う四回に2点を奪って逆転し、そのまま逃げ切った。(時事通信2009/09/29-12:29)

【中日、ドラフトに向けた会議 菊池雄星投手(花巻東)=1位候補. 堂林翔太(中京大中京)=外れ1位】


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