長崎市長射殺事件 遺族、検察に上告求める

2009-09-29 | 死刑/重刑/生命犯

遺族、検察に上告求める 長崎市長射殺事件
2009年9月29日 17時51分
 長崎市長射殺事件で死刑の一審判決を破棄して元暴力団幹部城尾哲弥被告(62)に無期懲役を言い渡した福岡高裁判決を受けて、死亡した伊藤一長前市長の長女横尾優子さん(38)らが29日午後、報道陣の取材に応じ「どうして減刑されたのかはっきりと分からず、戸惑っている」と話した。
 一審から横尾さんらの代理人を務めている松永保彦弁護士も同席し、遺族が検察側に上告を求めたことを明らかにした。
 「一審判決同様の結論が得られるものと期待していた」という横尾さんは、極刑が回避されたことに「それで社会は大丈夫なのかと、怒りよりも落胆した」と吐露した。
 別の遺族は「前例のない犯罪だが、被害者数などの量刑相場から結論があり、理由が付け足されたようで残念だ」と伏し目がちだった。
 この日の判決は、長崎市が城尾被告の不当な要求を拒絶し、同被告が首長の伊藤前市長に恨みを持ったと認定した。しかし結果は無期懲役に軽減され、松永弁護士は「暴力をはびこらせるのでは」と危惧した。(共同)

長崎市長銃撃 2審は無期懲役 裁判長「私たちが熟慮熟考して出した判決。祈りと謝罪を続けて貰いたい」


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。