クロツラヘラサギお引っ越し/こどもの国へ移送

2008-01-26 | 社会

2008年1月26日(土) 沖縄タイムス 朝刊 27面  
  【沖縄】くちばしに釣り糸が絡まった状態で保護され、那覇市内の動物病院で手当てを受けていたクロツラヘラサギは二十五日、沖縄市の沖縄こどもの国に移された。生きた魚などの餌を与えながら体力が回復するのを待ち、早ければ二月中旬にも野生に戻す方針。
 クロツラヘラサギは沖縄こどもの国に到着後、獣医師の診察を受け、保護が必要な鳥が入る小屋に収容された。体力の回復を優先させるため、一般公開はしないという。

 同園の獣医師、金城輝雄さんは「三月には群れが(繁殖地の)朝鮮半島に戻り始めるので、それに間に合うよう、早く自然界で餌を取れるまでに回復してほしい」と話した。

 豊見城市の干潟で十三日に保護された際には、健康な状態の半分以下という八〇〇グラムしかなかった体重も、二十一日には一・一キロまで増えるなど、順調に回復している。

 クロツラヘラサギは世界に約千六百羽しか生息しておらず、絶滅が懸念されている。


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