日経平均は続落、利益確定売りで1万円割れ

2009-06-16 | 社会
 [東京 16日 ロイター] 寄り付きの東京株式市場で日経平均は続落。1万円の大台を3営業日ぶりに割り込んだ。米市場でニューヨーク州製造業業況指数が予想外に悪化し、景気に対する楽観的な見方が後退した。ダウが大幅安となったことを嫌気し利益確定売りが先行。ドル高を受けて商品価格が下落したため鉱業や商社、海運など資源関連株が軟調になっている。
 市場筋によると、寄り付き前の外資系証券10社経由の注文状況は5営業日ぶりの売り越し(790万株)となったほか、朝方のバスケット注文でも海外勢は売り超となっている。
 市場では「米株安、商品市況安で、いったん利益確定売りが出ているが、景気回復期待が失われたわけではなく売り一巡後は下げ渋りとなりそうだ」(準大手証券トレーダー)との声が出ている。(ロイター日本語ニュース 伊賀 大記記者)

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